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ペルー 2001年6月

首都:リマ  公用語:スペイン語  通貨単位:ソル

 ★★★ 1日目 移動 ★★★
 私と友人Tは首都よりもロシアに近い札幌在住のため、1日目は日本の玄関・成田へ行くところからスタートする。 ここですでに1時間半の空の旅であるが、やむをえまい。
【札幌から約2時間経過】

 成田を出発。ちなみに着陸地はペルーではない。「シアトル」だ。本当はアメリカに用はないが、やむをえまい。
【札幌から約6時間経過】

 シアトルを出発。ちなみに着陸地はペルーではない。「マイアミ」だ。実は日付変更線を越えているため時計上はまだ1日目だが、やむをえまい。
【札幌から約17時間経過】

 ★★★ 2日目 移動 ★★★
 23時半。マイアミを出発し、長い1日目を終えながら、早朝4時についにペルーの首都リマに到着!
しかし目的地はリマではなくプーノなので、ここで国内線に乗り継ぐ。国内線はこんな朝っぱらから動いてないので、空港で5時間待たなくてはならないが、やむをえまい!
【札幌から約36時間経過】

 9時半、リマを離陸。途中クスコ、アレキパを経由して、チチカカ湖のあるプーノへ飛ぶ。
 経由地クスコは標高3000m。飛行中の機内は気圧調整されているから平気だが、クスコに着陸した時点で気圧変化の最初の洗礼を受ける。息苦しい!
離陸するとまた楽になったが、これから行くプーノはクスコよりも高地だ。不安がよぎる・・・

 そんな不安とは関係なく飛行機は順調に航行し、札幌を出て約40時間後、我々はついにプーノに到着した!
標高3800m以上の未体験ゾーン。百科事典を胸に乗せられているような圧迫感がある。

プーノのフリアカ空港で私たちを迎えてくれたガイドはジョン=チョケさん。インディヘナ(南米原住民)なので、外見はアジア人にかなり近い。うれしいことに、チョケさんはケチュア語・スペイン語・英語はもちろん、勉強中の日本語も日常会話はクリアー、簡単な漢字なら読めるという人だった。
 到着時刻は昼時だったので、レストランに直行。
プーノはインディヘナの土地なので、どんなものがでるか不安だった。が、素麺みたいのや、魚のフライ、芋・・・出てきた料理は素朴ながらもどれもウマイ!高山病予防で腹八分目を心がけていなければ、残さず完食できただろう。

 チチカカ湖畔にあるホテルについたのは15時半過ぎ。文字通り2日間のアカを落とすためにシャワーを浴びる。
あとは寝るべし!寝るべし!寝るべし!
飛行機の中でもさんざん寝たのに、高山病を極度に怖れた私たちはまだ明るいうちから寝た。本当はすぐそこのチチカカ湖やホテルの周りを歩きたいけど、そんなことをしていて体調をくずし、翌日の観光ができなくなったら意味がないからだ。

 長い夜を過ごした(そりゃ、夕方からだから長いさ)
私もTも夜中に具合が悪くて何回か目が覚めた。たぶんアレが高山病だったに違いない。我々は寝ている間に身体を慣らし高山病を克服したのだ。


**** ハマナス講座 ****
平地に生まれ育った日本人にとって、標高3000m以上の気圧はけっこうきつい。

高山病はジワッっとくるので、高いところに着いた日は、その場で大丈夫と思ってもムリは禁物!コカ茶を飲んで、とにかく寝よう。
風呂につかるのはやめ、シャワーを浴びるならぬるめに設定。食事もとらない方が賢明だ。



 ★★★ 3日目 その1 プーノ ★★★
 札幌を出て約60時間後、やっと朝がきて観光が始まった!!
 長距離・長時間に耐えた甲斐はあった。 空気が澄んでいて、水鳥がたわむれ、チチカカ湖は雄大で美しい。

 モーターボートに乗って、湖の中にある浮島に向かう。
湖にはえている葦を利用して浮島や葦船を作り、湖上で生活している人々がいるのだ。
行程表には「ウロス島観光」と書いてあるが、島は大小複数なので、一番大きいのがウロス島だったのか、浮島群全体をウロス島というのか、未だに不明だ(笑)

 初体験の葦の地面は、ちょっとブヨブヨしているが、それなりにしっかりしたものだった。
といっても、島の縁に立っているとズブズブと浸水していく。これはTが身をもって教えてくれた。ありがとう、T。
 浮島には家や見張り台があり、家畜もいる。それどころかソーラーシステムも設置され、TV・ラジオも使えるという。
 大きい島ではプレハブのような校舎もあった。(20畳くらいだけど)子供達は、この学校で初等教育とスペイン語を習うのだろう。
私たちが行った時は休み時間だったのか休日だったのか、子供達は狭い島内でドッヂボールをやっていた。ドッヂボールって世界的なんだなぁ・・・

 さて、この浮島の住民の現金収入はもちろん「お土産」であろう。
私は葦船のモビールを購入することにして、初のスペイン語交渉。しかし、一夜漬けなので、1〜10までしかスペイン語の数字を知らない。
結局、電卓を使用したあげく、かなりぼったくられた。ふっ・・

 チチカカ湖を楽しんだ後は、プーノの市街地を見学した。
場所が場所だけに高い建物なんかはない。商店街のようなかんじで、専門店が軒をならべている。インターネットカフェがあったのには、失礼ながらちょっと驚いたな。
 中心地にスーパーのような市場があった。さすが高地!野菜達が一様にしなびていた。3000mを越えると植物が育ちにくくなるらしいので、遠くから運ばれてきたのだろう。
そういうわけで野菜は目新しいものがなく魅力なかった。そのかわり、果物は初めてみるものが2種類あり、私がめずらしがっているとガイドさんが購入してくれた。
その一方のサボテンの実が特に気に入った。種がものすごいけど、ジューシーで甘さもちょうど良い。サボテンに食べられる実がつくとは、この時まで知らなかった。

 今回のツアーは非常にハードスケジュールなので、こんなに苦労してたどりついたプーノにも、昼でお別れだ。
我々は昨日降りたフリアカ空港に戻り、お昼の便でアレキパへと向かった。



**** ハマナス講座 ****

大雑把に分けると、ペルーにはインカ帝国なんかを創った原住民「インディヘナ」と植民地時代にやってきた「スペイン系」と「混血」がいる。
プーノはインディヘナの街。国の公用語としてスペイン語が流通してはいるが、基本言語はケチュア語かアイマラ語のようだ。(どちらも原住民の言葉)
インディヘナは1万年以上前にアジアから移住してきたモンゴロイドを祖とするので、日本人が親近感を持てる顔をしている。顔だけでなく言葉も日本語に近いようで、「文法が似ているから日本語は英語より覚えやすい」とガイドのチョケさんは言っていた。
ペルー:フリアカ空港。地方都市の空港はどこでものどかだ。
スペイン語しか通じない覚悟で行ったので(そのわりに何も準備してない大胆な私達)
チョケさんに日本語で話しかけられた時は大感激だった。





空港からホテルに行く途中。奥に見えるのがチチカカ湖。
苦しいな、と思ったらガイドさん笑顔で「標高4000mくらいです」そしてすぐそこを指して「あそこが私の家です」
悪いが、人種が違うとしか言いようがない隔たりを感じた。
この風景からわかるように、乾燥している。
緑が少ないのは雨が少ないせいばかりではなく、高い標高のせいでもあるのだろう。






成田で買ったお菓子の袋。気圧変化でこの通りパンパンに膨らむ。
同じことが人体の内臓でおこっていると思うと・・・おえ〜
ちなみに、チューブ入りの歯磨きなんかは蓋を開けたとたんニュルニュル出てくるので要注意だ。






チチカカ湖に浮かぶ葦の島と葦の舟。
心洗われるような風景だ。





同じく葦の浮島。葦でできた建物が写っている。 湖面が鏡のように浮島を映している。




浮島にいた家畜の羊。
羊の他にも豚・鵜・犬などがいた。どれもすごくおとなしかった。色は汚いけど。





サボテンの実です。大きさは拳大くらいかな?