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10月29日(2日目)その2
 メコンデルタ地域にようやく着き、現地ガイドの女性ガイドさんが登場。クーさん(25歳)アオザイ美人。
KIMと名札にはあるものの、ヒアリングでは何度聴いても「クー」だった。ベトナム女性にしては背が高く、ぽっちゃりしており全身が豊満だ。
beto5.jpg  ボートに乗って30分。4つあるという小島の中で一番大きい島に行く。島民6000人住んでいる。
 まず、フルーツの盛り合わせをいただいた。
柿そっくりの味と見た目のサンプ−チェー。パパイヤ。モンキーバナナ。
変なカットのパイナップルには、唐辛子入りの塩をつけて食べるのがポピュラー。
「日本でのスイカに塩と一緒ですね。」ウォンさん物知り。
この塩が気に入ったので欲しくなった。
そして、サボテンの実だという、ドラゴンフルーツことタンロン。砲丸の弾くらいか?白い中に黒いツブツブ。皮は赤い。酸味の無いキゥイフルーツのようだ。
これが美味しくて、ベトナム中よく食べた。二日酔いにも良いという。

 島内ではココナツキャンディ工場やら椰子の木での民芸品工場やらが主。他に養蜂場や果樹園。
工場といっても、家庭内手工業であり、煮たり焼いたりお鍋でおこなっていた。
キャンディはホーチミン市内より品質良くて安いというので、病棟のお土産にここで買う。
キャンディというよりはキャラメルだ。歯が持っていかれそうになった。でも美味しい。
 場所をうつる時は果樹園の中を歩いて行く。
途中、ライチと大きさと味も似た竜眼(ニャ−ン)をもいで食べながら行く。

 蜂蜜好きの私は、蜂蜜の巣に指を突っ込んで舐めるイベントの後、蜂蜜も買った。
実に良い感じ。アカシア蜂蜜も良いが味が違って新鮮だ。金柑の蜂蜜と言っていたかな。
500mlくらいで2ドル。
 カフェでお茶を飲む。ポピュラーらしい蓮の葉茶に蜂蜜とライムを絞って入れる。
私はこの時まだ蓮の葉茶という名を知らず、「桜餅の葉っぱの香りのお茶」と呼んでいた。
 そこで出された砂糖煮の乾燥ココナツ。これも買っているし・・・。

 生バンドのおじさんが、我々の目を見て民族の歌を朗々と歌う。三波春夫を思い出させる。
テーブルの上に置かれたテープをフラフラと買いそうになった。
演奏が終わるとハッと我に返った。催眠効果もあるのか?
日本に戻ってから、思い出を振り返りながら聴くのも一興だったのだが・・・。
何しろ初日なので、衝動買いは控えておいた。

beto3.jpg  島内の生活と観光客のクルーズにと、両方に使われている水路を手漕ぎボートに乗る事になる。
三角笠を借りて日差しを遮る。漕ぎ手が居るので我々は楽チンである。
両岸から迫る椰子の木の葉やらが、頭上の陽を遮るので、それほど眩しくない。
 30分ほどの間、オールを持たせてもらったり、あるいは波に揺られて水音を聴きながら静かに進んだり。
最近分かったのだが、私は船に乗るのが好きらしい。乗り物には強い。船酔いや車酔いをした事が無い。
遊覧船も好きだ。ボートも好きだ。水の中を進むのが好きなのだ。
でも自分で漕ぐのは好きじゃないと思う。
 しばし浸った。
何隻もすれ違っていく。岸には民家も見える。
  「地獄の黙示録」の1シーンのようだが狙われてはいない。のどかである。

 島から離れ、クーさんとお別れ。また車で移動後、お昼。ツアーの料金に含まれている。
beto5.jpg 観光客用の、風の吹きぬけるレストランで、名産とやらのエレファントフィッシュのフライを生春巻きに包んで食べた。
このエレファントフィッシュ、私の中では「ダボフィッシュ」(※1       )という名称に変わっているのはお約束である。
 ハンドボール大の球状のもち米の揚げ物(中は空洞)を裂いて、それに鶏肉を包んだり。
包む料理が多い。
 具沢山のごった煮を御飯にかけて食べる。あっさりして美味しい。日本食でも食べた事ある。(友人の子供の離乳食だ。見た目も似ている。)
  ※1:装甲騎兵ボトムズにでてきたマズそうな食用魚。

 来た道を帰る途中、観光特有というべきか、お土産屋さんに連れて行かれる。
家族で経営していて、陶器や刺繍ものの雑貨やシルク、クツなど扱っている。
「ベトナムシルクは中国より質が良い。」と、ウォンさんは今まで何度も言っていたな。
しかし、我々の目は肥えていないため、何だかよく分からないまま、暑さと疲労もあって、すぐ車内に戻る。

beto4.jpg  車はチャイナタウンを横切って通っていく。ベトナムにある華僑である。仏教の寺院は派手さが違う。広東語が飛び交っているとのこと。
 混んでいるのでゆっくり通る。
 町中のお店は間取りが似たように小さくまとまっていて、長屋のようである。
これはチャイナタウンだけでなく、ベトナム市内でもそうである。
 時々、西洋風のウエディングドレスが飾ってある婚礼専用衣装店がある。
民族衣装でなく、いつも西洋風である。なかなか美しい。
 そして気がついたのがマネキンの髪型。フィアナ(※2   )型が非常に多い。
髪の色までダークブラウンが多い。マネキンは顔も身体も西洋美人。色白。
「あれもフィアナ。これもフィアナ・・・。」ほぼフィアナ。
帰り道は、マネキンをチェックしながら車に揺られていた。
   ※2:装甲騎兵ボトムズヒロイン。このマネキンのような容姿。

 ホテルに着くと15時半。いやあ、疲れた。
昨日の睡眠時間、3時間半がきいている。車の中で眠ったくらいでは解消されません。
 1時間ほど外出の予定立てたりうたた寝したり。

 16時半、外出する。暑い。が、日本の夏とそう違わない。耐えられる。
初めて通りを流して歩く。
すぐにあちこちから「オネエサン」と声がかかってくる。
ベトナムの人力車、シクロ乗りの車夫とバイクタクシーの運転手が主だ。
 驚いた事に、発せられる挨拶は、「おっは〜。」である。
〜〜〜〜〜〜慎吾ママだよ・・・。
日本人用か。では日本以外の国の人にも何かあるのかしら。  ちょっとでも立ち止まろうものなら、すぐに「写真を買わないか。」とか「案内は?」と、モテモテである。付いてこられている事もしばしば。

 歩道の端には、低い椅子に座ってお茶やゲームを楽しむ人々が多い。
これは男性が多い。若い人もそれ以上の人も居る。朝からだ。
行商用の天秤が簡易屋台となっているような、食事処も多い。
この天秤は女性が多い。(シクロとバイクタクシーは100パーセント男性)道をふさいでいる事もあり、よけると車道に出ることもある。

 ショッピングセンターの『TAX』にいくと、それなりに観光客が多い。
客引きが精力的である。すぐに目が合う。見る前に見られているからだろう。
 店員さん達に「カバン危ない。前で持つ。」と、リュックの私は何度も言われる。
リュックをカッターで切られて中身を落として拾って逃げる、という犯行を聴いた事がある。それかしら。
 その後、買い物をすすめるでも無く、通り過ぎに言われる事もしばしば。
親切と取って良いのでしょうか。
とりあえず前で持つ。
beto7.jpg
 サンダルを買うSちゃん。早速値切っている。3ドル。物は良さそうなのに安い。
ベトナム紙幣(ドン)でもUSドルでも、たいてい使える。
1ドル=15000ドン。
Sちゃんは生き生きしている。
いきなり値切り始めて、その自然な姿に驚いた。
  Sちゃん:「このカゴ一つ幾ら?」
  店  員:「2ドル。3個で5ドル。」
  Sちゃん:「じゃあ5個では?5個で7ドル、OK?」
  店  員:「あ〜・・・。(仕方なさそうに苦笑い)OK。」
  Sちゃん:「じゃあ箸セット5個も足して買ったらどう?幾ら?もっと安く!!」
〜〜〜等と、延々と英語と日本語が混じった会話が続いていく。
「お土産リスト、まだ整理されていないから決められないな〜。明日来てもこの値段?」というと、「(せめて)トゥナイト。」と店員さん。
「トゥモロ−。」と彼女。またしばらく続く。
結局、「また明日来るから〜〜。」と我々は店から離れて行った。(ちなみに別なところで買ったため、その店にはもう行かなかった。)
 その後、ベトナム刺繍を施したバッグの店でも同様のやり取りが続く。
そんな時の彼女はいつも、とても輝いていた。頼もしい・・・。

 1階を歩いていると、愛想と威勢の良い小柄なおばさんに呼び止められる。
「オネエサン、マニキュア綺麗ね〜、マニキュアするね〜!!」
思わず振り向くと、「足2ドル。手1ドル。これ見ると良い〜。」と、見せられたのは、観光客とおばさんの写った写真や手紙。
怪しくない事をアピールしているらしい。
あれよあれよと付いて行く事になってしまった。(この頃の私達は、まだまだぼんやりしていたのだと思う。)

 ついて行くと場所はエスカレーターの脇だった。
結構離れて居たので、おばさんが我々を見つけたのは、いかに周囲に目を配っていたかを物語っている。
手もしきりに勧められたが足だけにしておいた。
 デザインを決めると、非常に手早いテクニックであっという間に仕上げる。
足だからマニキュアではなくてペディキュアか。
なかなか良い仕事をする。
思わずに一緒に写真をとらせて貰った。
〜〜〜きっと明日来ても呼び止められて勧められるんだろうな。(実際にそうだった(笑))

 私はアオザイが気になっていた。
オーダーメイドだと、布質にもこだわって高くなるのだが、仕立てスミのお土産用でOKなのだが、果たしてどんなでしょうか。
 表に薄い紫のアオザイを置いてある店発見。そうです、その色です。
人の良さそうな、珍しく太めのオバちゃん登場。
サイズ合わないと困るので、試着せねばならない。
Tシャツの上から着せてもらうと、あらピッタリ。
11ドルか・・・。私も値切ってみた。
「もっと下、Ok?」気が弱いので、やたらと良い笑顔とジェスチャーを出してみる。
オバちゃんは「もともと12ドルが11ドルなのよねえ。」と計算機で言いたいようだ。
しかし、私も負けなかった。
 10ドルでお買い上げ。
もっと交渉してみたかったけど、とりあえず最初の値切るとしては上出来でしょう。
 うきうきです。後で部屋で着てみよう。

 市内に真っ白い制服のベトナム人じゃない人々を多数みかける。
見た感じ、海軍のようにも見える。何となくだけど。
そして、色黒でほりが深い顔立ち。インドネシアあたりかも。
軍艦でも寄港しているのかな?
数日間みかけた。

ツクヨミのコメント

 美味しさ満載ですね。食べ物ってその土地で食べるのが一番美味しいと思っているので、ぜひ行ってたべたい!
 私はサボテンの実をペルーで初めて知りました。ペルーの果物かと思っていたので、東南アジアでも食べているとはびっくり。美味しいですよね。
 唐辛子入りの塩というのに興味があります。
 ボートの写真は南国ムードが出ていてとても好きです。水は茶色いんだけど、光の反射具合や植物たちでいい感じになるんですよね〜
 フィアナ度の高いマネキンが美しいです。エレファントフィッシュはダボフィッシュより全然おいしそう。

 今回の疑問1:民族の歌を歌うおじさんを見て三波春夫を発想。
         ・・・東南アジアの民族歌と三波が結びつきません(笑)
    疑問2:「衝動買いは控えておいた」
         そこそこやってると思うのだが気のせいか・・・
         いや、そうそう行く所でないので高額でなければ思い残すより買うべし!
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