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10月30日(3日目)その2
 トンネルは観光客用に少し広くなっているというものの、体験時には大変だった。
せいいっぱいしゃがんで、その状態で移動。
和式トイレスタイルのまま歩く、というと解りやすいか。
時々四つんばい。見せかけの行き止まりなんかもある。
「絶対に米兵には無理だね!!」「というか私達にも無理さ!!」と叫びながら進む。
 出てきた時には、全身が土だらけ。髪の毛も。ああ、昨日買ったTシャツが酷い・・・。
なのに、「私また行ってくる!!ゆうちゃんは?」と、もう一つのトンネルに入りかけているSちゃんの姿が・・・。
 ウォンさんは「元気だなあ、トンネル入るのは久しぶりだ・・・。」と言いながら、私と先回りする。
beto13.jpg ウォンさんも汚れている。ご苦労!!

 半地下のテント内にある野戦病院を見たり、会議室を見たり。
外にあって深く掘ったところにテントを張って、半地下になっている。
 主に食べられていた、ふかしたタロイモをいただく。
お茶は温かい蓮の葉茶。これもこのツアーの体験オプション。
細かく砕いたピーナツ入りの塩をつけていただく。
ベトナムでは塩に何か混ぜる事が多いようだ。甘くないサツマイモのようだ。
「美味しいね。」と言って食べる我々。ピーナツ塩の効果もあるか。
「あまり美味しいと言う人居ません。田舎の人だから・・・?」ウォンさんよ・・・・・・・。
 何故かそこで、「最近の若い人の考えはわからない」という話題になる。
「ベトナムでも、最近の若い人は・・・。」と、言うウォンさん。風紀のことかしら。
「私達はもう、考え的には今の人じゃなくて、昔よりの人間だね〜。」と、二人で言っていたら、「そうですか、昔の人ですか〜。」と、妙に嬉しげなウォンさん。
彼の言う「昔の人」の中身がわからないので、我々的には喜んでいいのか判断つきかねた。

 観光地らしく、お土産が売店で売っている。手作り手榴弾の破片とか・・・・・。
当時のゲリラの制服も売っていた。私は民族衣装マニア(?)ではあるが、この制服はちょっとなあ・・・・・。
beto12.jpg なにかいろいろ歴史を考えてしまうので・・・・・。
 当時の制服と武器を装備した男女のゲリラの、よく出来たマネキンあり。
写真を撮る。平均的な体格だという。本当に小柄だな。(中二人がyukoさんとSちゃん。両端は人形)

 帰り道の車の中で、「ベトナムでは猫は少ないですか?犬や鶏は見るが猫が居ない。」とウォンさんに質問する。
居るはずだが私が偶然見ないらしい。
犬はいつも放し飼いで、そのせいか、のびのびしている。吼えている犬は1回も見なかった。
「猫や犬を食べる習慣があります。美味しいです。」とは言うものの、ウォンさんはどうやら食べた事が無いらしい。
 ヘビの話になり、私が「美味しいなら食べてみた〜い。」というと、「食べてみたいって!?」と、やたらうける。
彼の笑い方は息を吸いながら、という独特のもので、ヒュルヒュルいうのが特徴である。
「食べてみたいって?(ヒュヒュル)食べてみたいって〜(ヒュルヒュルヒュルヒュル)!!」
〜〜〜君も十分面白いよ、ウォンさん。

 運転手さんも日本語がわかるのとのこと。
Sちゃんが「お名前は?」と尋ねるも、何か恥ずかしがって言わない。
ムニャムニャ言うだけで聞き取れず。
思わず「ウォンさん、結局この方のお名前は?」と私。
「ナムはベトナムで5という意味です。さっき、ゴサンと言いました。」とウォンさんは言う。
そういえば、さっきのムニャムニャの中には「〜〜〜ゴサン〜〜〜」とあったような。
つまり、「5さん=ナムさん」という意味である。
うまい!!気が合いそうだ。
「あ、なるほど〜、わかった〜。5さんか!!」と二人で感心していると、運転手さんは恥ずかしいそうに笑っている。
そしてまたまた大受けウォンさん。
「なるほどって!!5さんて!!5さん、5さん!!」
箸が転がっても可笑しいらしい。ヒュルヒュル言って笑っている。苦しくないかしら。
いや、君も本当に面白いからさ、ウォンさん・・・・・。

 そんなウォンさんに、お昼御飯のおすすめスポットを教えてもらう。
店の前でウォンさんとお別れ。また最終日に空港まで送ってくれるはず。

「PHO 2000」は、ベトナム麺(フォー)のお店。フォー二千と読む。
「『TEAM 2000』みたいだね。」「蝶野はともかく、ハヤブサの状態が気になるよ。」と。
そんな話題を出さずには居られない店名だ。(注:プロレスネタです。)
 ホテルの割りと近くにあって、屋台の二倍の値段とは言うものの、もちろん安い。
入った感はピザ屋さんのような。
清潔だし、店員さんのサービスも良い。

 Sちゃんはいつでもチャレンジャーなので牛肉入りのフォーを頼む。(注:この頃、狂牛病の話題が蔓延していた)
外国なので牛も大丈夫かとも思うけれど。私はシーフードフォー。
 ベトナムコーヒーを頼むと、抽出方法が独特な容器に入っているので、最初はよくわからなかった。
この容器を自分お土産にしようと思う。そのうち買おう。
凄く苦い。エスプレッソとは全然別の種類の苦さだ。
やっぱり此処はウドで、このコーヒーをキリコは飲んだのはなかろうか・・・・・。
 一食14000ドンだった。つまり1ドルしない。120円くらい。う〜ん・・・。
ライムや唐辛子、香草を好みで入れて食べるのだ。
ウォンさんの言葉を思い出す。
 香草はよく洗われているか解らないので、ライムと唐辛子だけ入れて、いつも食べているという。
このチーム、じゃない、フォー2000でさえ。
「たぶん大丈夫と思うが、念のため。」ですって。
〜〜〜ウォンさんは、ベトナムから出た事の無い、生まれついてのベトナム人なのに・・・。
日本人の我々はやめておいたほうが良いかしら・・・。

 ホテルに帰って13時過ぎ。
土だらけなのでシャワーを浴びるとすっかり眠くなる。
1時間昼寝。成田で買った腕時計のタイマーが役立ってくれる。
 その後外出。

 お土産のお茶を買いに行く。
ちょっと小奇麗なお店なので、高めなのかな?
いろいろ香りを嗅がせてもらう。お店の人はやはり片言日本語がOK。
あのベトナムのお茶は、蓮の葉茶と判明。ジャスミン茶とのブレンドもある。
様々なお茶があって迷うが、結局、蓮の葉茶とジャスミン茶を買う。
市場で買うよりは高めなのだろうとは思うも、品質はこちらが良さそう。
お茶は良いものが欲しいので、ここ『PLシャトー』にて購入。
高めといっても、300グラムは入って1ドル程度。

 そうそう、市場にも行ったんだった。
beto14.jpg ベンタイン市場。
市場の前には何らかの銅像があり、その周りはスクランブル交差点の信号無し状態。
横切るのに苦労する。
 しかし、この頃の我々は、すでに横切りに慣れつつあり、「今だ!!」と、お互いに声かけしてから渡っていた頃とは比較にならないほど、横断のプロ。

 ガイドブックにあった以上に狭くゴチャゴチャな市場内。
身体を横にしないと通れない通路も多数。
一応扱っている種目別にブロックには分かれているものの、すぐに方向を見失う。
立ち止まるとすぐに、あちこちから声がかかる。
立ち止まらなくてもだけど・・・。
 また「カバン後ろ危ない。」と方々から言われ、前で持つ。
持ち主の意識の向かない後ろから引っ張られたり、気がつかないうちにカッターで切られて、中身を抜かれる防止なのかも。
旅人に親切な土地柄なのであろうか。
私同様に前で持っている観光客をしばしば見かけた。

 Sちゃんはお土産を探す。
椰子で編んだ小さめなバッグやら、椰子で編んだ箸ケースと箸のセットも。
ランチョンマットも買いたいらしい。一山幾ら状態で本当に安い。
〜〜〜20人くらいのお土産を買うつもりである。
 私は、あまりお土産交換はしない主義なので、もっぱら自分お土産。
最初に見たところが一番安く品が揃っていた事が判明するが、もう、その場所がどこかわからない。
さまよう我々。
 食品ブロックに差し掛かると、精肉やら干物やらがこれでもか!!とある。
恐ろしい匂いが充満している。
普段の私なら、匂いには強いと自信を持って言えるのだが何とした事か、まいっている。
気分が悪い・・・。
会話をすると空気を多く吸わなくてはいけないため、次第に無口になっていく。

 なんとかSちゃんがお土産を入手する頃には、匂いと人ごみと客引きとの闘いで、肉的的疲労、及び精神的疲労がピークに。
「もう駄目。早く此処から出たい・・・。」と弱々しい私。
いつもは匂いや人ごみに弱いのはSちゃんの方なので、コレは異常事態なのである。
 三角笠を5000ドン(約40円程度)に値切って買ってから退却。

 ホテルに帰ってからアオザイを着て三角笠を合わせて写真撮影。
アオザイはベトナム女性の為のものなのだと痛感する・・・・・・。
「こんな太ったアオザイが何処に居るんだい。」
きっと私が幾ら痩せても、骨格の問題でベトナム女性のアオザイのようにはならないであろう。
Sちゃんは、アジア系の衣装を着ると映えるので似合う。
「でも肩幅が・・・。」と落ち込んでいる。
 日本女性には厳しいアオザイ事情でした。

 お茶を買った後、ウィンドウショッピングというところか。
刺繍ものが非常に目につく。
コ洒落たお店で刺繍のカバンを入手。7ドルちょっと。1000円しない。
前日買ったTシャツは600円。これはかなり高い方だと思う。
 ベトナムは、日本からの観光客にとっては楽園である。

 ホテルの前のちょっとしたショッピングセンター内には、ミニマートがあり、そこには食料やら日常品やらが揃っていて、地元の人も観光客も来るらしい。
外国からの輸入品も多い。
変なジュースを買ってみる。ジャックフルーツジュース。
Sちゃんはバジルシードジュース。(懐かしい。)
どちらも凄く甘くて炭酸は入っていない。
美味しいのか何なのか・・・。砂糖溶かしただけなのではあるまいか。
慣れてくると確かに果汁の味もしていた。

 夜はガイドブックにあった高級レストランに行ってみることにした。
『ベトナムハウス』である。
昨日よりも仕立ての良さそうなアオザイを着た美人が扉を開けてくれる。
二階に通されると、照明もインテリアも非常にムーディーである。
どんな高級店でも、いかにも汚い格好をしていなければOKだということで、ベトナムの高級レストランは楽チンである。
 まるで、映画の『愛人(ラマン)』のワンシーンのような室内である。

 愛想の良いおじさん給仕さんが来る。民族衣装。やはり日本語。
「こんばんは。日本人は大好きです。いつもお世話になっています。アメリカ人大嫌いです。」
そ、そんな・・・・・。いきなりそんな告白をされて戸惑ってしまった。
「戦争などいろいろありました。」と、その後続いた。そ、そうか・・・。
お勧めメニューをいろいろ説明してくれる。
せっかくなのでお勧めを頼む。
 また生春巻き。毎日頼んで、お店の食べ比べをする事にした。
海老入りチャーハン・ベトナムハウススープ。
スープは特にお勧めらしい。店名がついている。
「またベトナムに来たときには、この店と、そしてこのスープを思い出して下さい。」ですって。

 来たスープは、唐辛子とシーフード・野菜のスープ。
ここでも、好みでライムや香草や塩を足して食べる為のお皿がついている。
ライムをスープに絞るのは、すっかり好きになった。
茹でたフォーにスープをかけていただく。
どれもこれも美味しかった。
 席について5分後くらいに、後ろの小さなステージで生演奏が始まる。
美しい衣装の、これまた美人の演奏者3名。
胡弓と竪琴と、後は木琴か。しばし浸る。
よく聴いていると、『時の流れに身をまかせ』なんかも演奏していた。
テーブルの上のキャンドルや室内の雰囲気もサービスもOK。
そしてお会計は、サービス料込みで11ドル。安い。

 この日はマッサージはやめておいた。
なにしろ1000円しないので、「毎日行っても良いね。」と思っていたのだが、筋肉痛があったので、そこを押されてはかなわない。
beto15.jpg Sちゃんの肩は触ると熱く、熱を持っているのがわかる。
揉み返しである。
昨日と別の場所でも、やはりミニTとミニスカの若い女の子のマッサージ師さんかしら。
これはちょっと気になる。

 ホテルに帰り、部屋に戻る途中、ちょっと立ち寄るところが私にはあった。
何気なく見かけたクラブのドアに書いてあった文字が、妙に気になっていたのだ。
『リド』(※   )とあるわけで・・・。
 訳のわかっていいない友人を少々待たせ、一枚素早くデジカメに納めた。
中も気になったが、入らないでおいた。
ちょっと惜しかったかも・・・・・。
  ※リド=装甲騎兵ボトムズに「リド」という小惑星が出てくる。

ツクヨミのコメント

 臭いがきついのか、市場・・・ 嗅ぎなれない臭いはキツイですよね。
 アオザイ、いいですね。でも、日本人向きじゃないのはなんとなくわかる(笑) 細けりゃいーってもんでもないんですよね、きっと。東南アジアの女性って、どうしてあんなにメリハリのきいた体型なのだろう。
 それにしても「リド」ってどういう意味なんでしょうな。

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