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JRで行く青森 〜週末だけでどこまでやれるか〜
2000年8月 友人に送った旅行記メールを一部修正したものです。


 山鹿&高千穂の旅を終えたツクヨミには、とてつもなくヒマな毎日が待っていた。
 あまりにもヒマすぎて、JTB時刻表の鉄道検索地図を北から見始めたツクヨミ(趣味)。
「あ〜、東北って近いなぁ。日帰り旅行できたりして」
なんて、架空の旅程をつくっているうちに、土日のみの利用で充分旅行できることを確認。
「行ける・・・」キラリ。ツクヨミの目が光った。
 実は有給休暇なんぞ30日以上余っていたが、敢えて「公休のみで安めに旅行」というのに挑戦してみたくなった。

課    題
 金曜の夜〜日曜中の行程であること
 三内丸山遺跡見学
 奥入瀬散策
 温泉

 ツクヨミは「一般旅行業務取扱主任者」の試験の時にさえ開かなかった、時刻表のJR料金ページを読み「周遊券」の知識を得た。
※当時、国内航空券が専門だった。試験JR問題はマークシートだったんでクリア(笑)

 一人旅の予定が、土壇場で友人Nちゃんが参加。 今回は二人旅だ。

 8月の金曜日夕方、Nちゃんと私が大通で待ち合わせをする頃、小雨が降り始めた
そして、ツクヨミ宅に着き、入浴をすませた頃には雨は本降りになってきた・・・・
 20時過ぎ、ツクヨミ宅を出立。
金をおろし忘れたNちゃんのために銀行に寄った頃には、地面が白くけむるほどの大雨。でました雨女(自分)。
「どうする?旅行、延期する?」
「とりあえず、札幌(駅)まで行こう」
 延期か決行か。
 決めかねながら、PASEOで食事。 土曜日に宿泊する宿の人に現地の様子をきくことにする。
「明日、そちらに行く予定なんですが、天気の具合は・・」
鎮痛な思いで電話をかけた我々に、宿のオヤジは
「今日は一日、いい天気だったよ〜〜〜」
「・・・・そうですか」
電話を切るや否や、「今日のことなどどうでもいい!天気予報みとらんのか!明日行くって言ってるだろ!!」と、わけのわからない論理で勝手なことを毒づく。
「もういいよ!」と、ヤケになってJRの改札通過。

 列車名は<急行はまなす>
青森に翌朝5時18分につく過酷列車のため、寝台もリクライニングシートもある。
一人旅のつもりで計画していた私は当然「自由席」を選択。Nちゃんの意見は聞いていない。
 N「ドリームシートってなあに?」(列車編成をみながら)
 私「リクライニング
それ以上の会話は特にもたなかったが、もしかするとNちゃんはせめてリクライニングに乗りたかったのかもしれない。510円高いくらいだし。
 触れない触れない・・・・・

 友人歴17年目の我々の間に、あまり遠慮はない。 ツクヨミは読書し、Nちゃんはゲームボーイをする。 会話はほぼない。
 寝たり起きたりしてるうちに、函館到着。ちょうど、夜中だ。
 函館で降りない人は、睡眠に入る。 ツクヨミとNちゃんは席を分かち、横になろうとした。
と、その時、通路向こうに座ってた兄ちゃんが
「席かわりますよ。向かいあわせになれば足のばせますから」
と、超親切に席をかわってくれた。
「ありがとうございます」
10歳近くは年下であろう若者への感謝は、1、2時間後には苦痛に変化した。
「・・・向かいの椅子に足のばすより半身横になった方が楽だよね・・・」
「彼の手前、移動はできまい・・・」
 親切がアダとなる。
二人は、やや苦しい体勢のまま、一晩すごした。
しかもツクヨミは小説が佳境にはいり、どういうわけか青森まで寝られなかった。 よかった・・・函館まで寝といて・・・

 5時18分青森到着。
汚いトイレで歯磨き&洗顔。
青森よ、朝着く列車があるんだから、トイレは綺麗にしとけよ。

 三内丸山遺跡行きのバスも奥入瀬行きのバスも8時過ぎ。3時間うろつくしかない。
とりあえず、二人は5時からやっているという駅前の朝市へと向かった。

――――想像した朝市ではなかった。
どう違うかというと、5時では開ききってないのだ。5時に準備が始まるのだ。
函館の朝市を想像していたのがバカだった。見るべきものは何もない。

 しかたなく、我々はあてもなく歩き始めた。
青森は駅から数ブロックがあきらかにさびれている。数ブロック先から「街」になるのだ。
さびれ区域と街部分、その差は札幌駅北口と南口くらいはある。
 マクドナルドもドトールも7時半から。 浮浪者のごとく、人気のない道を歩く。
「腹すいた」 「日本で食い物に不自由するとは・・・」
ちなみにコンビニもない。

 そうこうしてるうちに6時半。(一時間、放浪している)
「COFFEE AM6:00〜」の看板発見!!! 我々は、とびついた。

・・・・・そこは、修学旅行の時に休息した京都の喫茶店以下のところだった。
いってみれば、スナックだ。昼は喫茶店になるんだろーけど。
 ホステスらしい若いねーちゃんが椅子でねている。
 そして、テーブルは・・・・・ゲームだよ、たぶん「インベーダー」とかの。20年ぶりくらいに見たね、ゲームテーブル(正式名称不明)

 しょーがないので、飲み物とバタートーストをたのむ。だって、ハムサンドとかヤバそう。あたりそうだから(笑)
しかし、用心して注文したバタートーストすらも、想像を越えていた。
「醗酵バター・・・?」
いや違う。ツクヨミは知っている。 バターを冷蔵庫に入れないで数日寝かせると、あの味になる。
むぅぅぅぅ!バタートーストですらこれか!恐るべし・・・!

 やや無言で、喫茶店を出た。
 7時。小雨が降り出した。 今日、奥入瀬を歩くのは危険と判断し、最初の行程は三内丸山遺跡で決定した。


以下次号


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