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●海のトリトン(アニメ)●

 これは好きだった。どれくらい好きかというと、家にピアノがあるというのに、わざわざ縦笛で主題歌を練習しちゃうくらい好きだった。たぶん今でも吹けます。
 海(水中)という、人間が絶対生活できない空間を舞台にした話は、とても興味ひかれるもので、あんな風に海に潜れたらどんなに楽しいだろう、とよく想像したものだった。

 人間に育てられたトリトン少年は実はアトランティス人の末裔「トリトン族」の生き残りだった。で、ある日、彼を迎えに来たイルカのルカーとともに、宿敵ポセイドン族を倒す旅に出るところから話は始まる。(たしか)
 私が一番印象に残っているは、北の海でのシーンだ。
トリトン族のもう一人の生き残りは女の子。トリトン族の女は子供の頃(?)人魚の姿をしているということで、彼女は北海のトドかなんかの保護下で育っていた。
で、トリトンがピピを迎えに行った時、ポセイドン族の攻撃を受けるのだが、そこでトリトンは当然のごとく唯一の武器「オリハルコンの剣」を使う。ところが、オリハルコンの発する熱で水温が高まり、トドたちがみんな死んでいくのだ!
 戦いは正義か否かにかかわらず、災いをもたらす----どこにでも転がってるテーマではあるが、美しい海の中が親切で気高いトドたちの死体でいっぱいになっていくのはズッシリときた・・・・

 後日談だが、初めての海外旅行のグアムでシュノーケリングを体験した時、私の頭の中ではず〜っと海のトリトンの主題歌がまわっていた(笑)



●バビル2世(アニメ&漫画)●

 バビル2世は、繰り返し再放送されるアニメの中でも相当好きな作品だった。一応言っておくと、リメイク版じゃなく古い方のアニメ。
 バビル2世はどのくらい好きだったか?数日間本屋に通って原作全11巻を立ち読みしたという程度のことを書いてもまるで説得力がないな。ただ、私のガクラン好きは、この作品が原因なことは確かでしょう。
 
 大昔、地球に不時着した超能力を持つ宇宙人バビル1世の遺産(すごいコンピューターとか色々)の後継者に選ばれた浩一少年は、世界征服をたくらむヨミと戦うことになる。
 実はヨミもバビルの子孫であったが、力はあれど後継者にふさわしくないと判断された男だった。
 二人は超能力の戦いを繰り広げる。歌詞にでてくるだけでも「サイコキネシス、テレパシー、火炎放射、電撃」とけっこう派手なものだ。この作品をみて、一度は念力などの超能力を身につけようと練習した人も多いのではないか?私はした。
 しかし、そんなにカッコイイ超能力も生体エネルギーな故に、一気に使いすぎると老化して死を招く。この課題は、後のいろんなマンガに反映されていると思う。

 ところでバビル2世といえば「3つのしもべ」です。

♪怪鳥ロプロス〜空を飛べ〜ポセイドンは海を行け
 ロデム〜変身!地を駆けろ〜

 私が子供の頃から一番人気はロデムだった。ロデムは不定形生物なので普段は黒ヒョウの姿をしており、その時々でいろんなモノに変身する。言葉もしゃべれる。当然、一番人気でしょう。
 だが!当時から鳥好きだった私は、ロデムよりロプロスが気になっていた。(注:パート1の赤い方限定)
 そしてそれよりも、海の男(?)ポセイドンが気になっていた!!
 原点はトリトンで培った海好きにあるかどうかは知らないけど、寡黙な巨体ポセイドンはいかにも私好みだった・・・誰もうなづいてくれないけど。
とくに同じ周波を持つヨミと浩一君の命令に、どちらに従っていいかわからなくなり頭を抱えるポセイドンはすごく可愛かった。(これも誰も賛成してくれない)

 パート2で浩一君がやっかいになっている北海道の牧場。あんなハイジのじいさんみたいなオヤジとか、普段からカウボーイハットをかぶった女は、いくら北海道でもいるまい。
 そして浩一君よ、北海道のユキちゃんもいいが、ユミちゃんはどうした。



UFO戦士ダイアポロン●

 好きだったことは覚えているが、実はあまり記憶がない。ウロ覚えの主題歌はこうだ。

  銀河を越えてやってきた 正義の戦士 UFOダイアポロン
  平和な地球を乱すもの ダザーン軍団覚悟しろ
  胸に燃えてる日輪は王者のしるしキーエナルジー
  アポロンヘッダー アポロントラングー アポロンレッガー
  U・F・O! 合身(がっしん)合身 UFO戦士ダイアポロン


 若干違うところがあるかもしれないけど、まあこんなもんだ。
 ダザーンとやらに母星を滅ぼされて地球に亡命してきた王子が主人公。胸に「キーエナルジー」というなんかわからないエネルギー源みたいなものを持っている。
 ダザーンの次の目標は当然のごとく地球。主人公はアポロン星の技術の粋を集めたダイアポロンという巨大ロボで第二の故郷・地球のために戦うわけだ。この巨大ロボが3体合体なわけで、3体の名が「ヘッダー、トラングー、レッガー」 ふっ・・・
 これだけの情報が入ってるんだよね、昔の主題歌って(笑)
 すごいのがこの「合身」。3体合体したロボの中で主人公がロボサイズに巨大化する----文字通り「合身」。これって、着てるだけじゃ・・・
 接続部は?強度は?いや、それよりいくら宇宙人だからってどういう身体よ?
子供ながらにも、そう思わずにはいられなかった・・・



●デビルマン(敢えてアニメ)●

 一般的に原作に対してかなり評価が低くなるアニメ版であるが、私はアニメの方がお付き合いが長いので拒否反応無しである。
 あの主題歌で羅列されるデビルマンの技を歌詞を見ずに言えるのは小さな自慢だ(小さすぎる上にくだならい)
   デビルアローは超音波・デビルイヤーは地獄耳
        デビルウィングは空を飛び・デビルビームは熱光線
という一番はまあ良い。
   デビルチョップはパンチ力・デビルキックは破壊力
       デビルアイなら透視力・デビルカッターは岩砕く
って、この二番はどうよ?パンチ力とか破壊力って、もうデビルマンがどうのって世界じゃないだろう・・・しかも、デビルアイならって(笑) 言うに事欠いて「なら」。
何がすごいって、二番もちゃんとTV放映で使われてることでしょう。レコードを聞いて初めてびっくりする二番ではなく、毎回放送されてるのにコレ。もう脱帽です。

 そんなお茶目なアニメ版デビルマンの中で、最も印象に残っているのがララが死ぬシーン。
長い髪の毛に火が燃え移り「熱い!熱い!」と言いながら焼け死んでいくララ。こわっ!小学生にはかなりの残酷シーンでした。
 その回のラストシーンでは、空に笑顔という死者定番の状態でララが出てきて「バカは死んでもなおらない」なんて言って終わった記憶があるのだが、これ、残酷シーンを緩和するという仕掛けになってるのだろーか・・・???

 とりあえず、私はデビルウィングが欲しかった。デビルウィングで登校した夢を見たことは鮮明に覚えている。



超電磁マシーンボルテスファイブ

 いわゆる合体巨大ロボものに、革命&フランス風味をきかせた話だった。
 頭に角がなければ差別を受けるボアザン星人。ボアザン星の皇子として生まれたラゴールに、その「角」がなかった。両親はラゴールに人工角をつけて世を欺き、ラゴールは天才科学者として成長し結婚もする。が、ある日、帝位を狙うザンジバルにその秘密を握られ、奴隷へと身を落とされる。
ラゴールは奴隷生活の中で差別社会を崩壊させるべく革命を決意、仲間を集めて決起するも失敗し、命からがらボアザン星を逃れ、地球に不時着する。ラゴールは助けてくれた地球人女性(光代博士)と結婚し、やがて地球に攻めてくるであろうボアザン軍に対抗するためにボルテスVを作った。
 ボルテス1、3、4号機に乗る3兄弟(健一、大二郎、日吉)はラゴールと光代の子供達である。

 上記が私が熱中した展開である。なかなかダンディな容姿である皇子様ラゴールが、奴隷になって牢に入れられている。食事は床に直まき。奴隷達が動物のように食物を奪いあい貪っている間も、革命に思いを馳せるラゴールがとても素敵だった(笑) 彼が平民でも奴隷でもなく、角(貴族の証明)のない皇子であったというところが憂いを含んでいて良い。

 おーっと、またしてもツクヨミ特有のズレた感想か?たぶん、放映当時に話題になっていたのはボアザン征服軍の司令官である「プリンス=ハイネル」(美形タイツ貴族)だったということくらいは認知している。私のツボがハイネルよりラゴールだっただけだ。
 とはいえ、ハイネルを抜いてボルテスを語ることはできないので、最終回に話を進めよう。

 最終回ハイネルは自分が仕えていたボアザン皇帝ザンジバルが己の身を守るために醜く逃げ惑う姿を見てこう言う。
 「余はこんなウジムシのために戦っていたのか・・・!」(ウロ)
 燃え上がるボアザンの城で絶望したハイネルは、もう一つの事実と直面することになる。ハイネルの亡き母は、ラゴールが奴隷にされる前に結婚していた女性だった。つまり、ボルテスの搭乗員である健一達とハイネルとは腹違いの兄弟だったのだ。
 涙で兄弟の名乗りをあげたラストシーン、「兄さ〜ん!!」という叫びもむなしくハイネルは炎の中に消えて行く。自分のやってきたことに絶望し、「よーし!今日から新しい世を創るぞ!」ではなく死を選ぶ形になったハイネルは、誇り高い貴族の繊細さ、危うさを充分表現していたと思う。

 あえて付け加えよう。ボアザンの熱血将軍ルイ=ジャンギャル将軍(赤鬼オヤジ)が好感度高かった。信念を持ってそれを貫き、母星とハイネルのために身をつくすジャンギャル、「漢」であった。



●闘将ダイモス●

 ♪燃やせっ燃やせっ真っ赤に燃やせっ 怒る心に火をつけろ〜
   倒せっ倒せっチカラ(半角重要)のかっぎり〜お前の空手をみせてやれ〜!


 オープニングから熱い。
合体仲間もいなければクールガイでもなく子供でもない熱い青年の主人公一矢(カズヤ)。彼が恋したのはあろうことかバーム星地球侵略軍提督の妹エリカ。
 コンバトラーVの敵はギリシャ風、ボルテスVの敵はフランス風、そしてダイモスの敵はエジプト風の衣装を身にまとっている。バーム星人の最大特色は「翼がある」ということなのだが、そんなことよりもリヒテルの丸出しの太腿に目がいってしまうのはしかたないことだろう。
 本当はギリシャ風ガルーダも腿出しだったのだが、奴が人間でなかったせいか、リヒテルの生々しさの前では大したものではない。ハイネルの赤タイツなんて、もはや可愛いものだ。(←なんかすごい私見のような気がしてきた)
 それにくらべていかにもな軍服姿(でも科学者)のアイザムは安心してかっこよかった。アイザムとリヒテルの「親友ぶり」で妄想した人々も多かったろう、と今なら思うが、当時はそんな世界があるとも知らず、二人の友情に純粋に目頭を熱くしていた。

 待て、主人公はリヒテルでもアイザムでもない。
敵の衣装はエジプトでも「テーマはロミオとジュリエット」。主軸は一矢とエリカの敵同士の恋というやつだ。
番組の節々で「エリカ〜〜!!」「一矢〜〜〜!!」だの「愛」だの「恋」だの叫ばれた日には、キャンディキャンディと並んで親の前で見たくないアニメにならざるを得なかった。だって、恥ずかしいんだもん(笑)
 あと、一矢が欲求不満を解消するために叩きまくるドラム。あれも、なんかわからない熱い思いが変に表現されてて微妙に恥ずかしかった。

 エリカの乳母のマルガレーテという人。たぶんエリカと一矢のために働いたことへの罰かなんかで、彼女は麻酔無しで翼を切られる。ウィ〜〜ンと迫る二つの回転刃、「キャ〜〜〜!」。
立派に残酷シーンのはずだが、わ〜可哀想〜くらいにしか感じられなく仕上がっているのはこの監督の手腕なのだろうか?謎。

 最後に。ダイモスなら操縦できそう。(操縦者の動きがロボに伝わるシステム)
ただし、ダイモス前段階のトレーラーに入るまでの運転が無理っぽい。ぜったい土手から落ちるか衝突。



●ビデオ戦士レザリオン●

 レザリオンは今まで紹介した作品の中ではかなり新しいものである。 だがハッキリ言おう。

「ダイアポロン」よりも記憶なし!

 そう、なんと私としたことが主題歌の一節すら覚えていないのである。
 そんなレザリオンに関する数少ない確かな情報は、「キャラクターデザインが本橋秀之」 だったこと。 本橋といえば、レザリオンの少し前に六神合体ゴッドマーズのキャラクターデザインをして名を馳せた人物だ。
私はゴッドマーズのファンだったので、その流れでレザリオンをチェックしたのだと思われる。 が、この記憶の無さはなんだろう・・・?(笑)

 主題歌もキャラの顔も覚えていないのに、ぼんやりと覚えている主人公の指先
 どんなシステムだったか知らないが、レザリオンはキーボードで操縦していた気配なのだ。 主人公は「A」も「B」も印字されていないマッサラなキーボードをすごい速さでたたいている。
何文字のコマンド入力でどの程度の動きができるというのだ。 無謀だ・・・ ファミコンの十字キー以下の操作性なのは確実だろう。
 まだワープロさえ珍しい時代、キーボードというのは「音声入力」より、ましてや「操縦桿」より視覚的に未来を表現できた(できると思った)のだろうか? 解せぬ。
 その解せぬ思いだけで書いてみた。 そんな私も無謀。



●SF西遊記スタージンガー●

 西遊記をモチーフにした作品は数多くあるが、これだけきっぱり「西遊記」と銘打ち、かつ原作とかけはなれた作品の中で「スタージンガー」はかなり初の域にあるのではないかと思う。
 このタイトルを見るに「SFってどういうことだろう」という疑問を抱かずにはいられない。 いつもの通り、作品内容はまったくと言うほど覚えていない私が敢えて言うと、この場合「舞台が宇宙でロボットもの」というところがSFのようである。
 ではどこが西遊記なのか。
 仲間とともに何かを目指して宇宙を旅している設定があったことは予想される。 しかし私の中にその記憶はいっさいなく、決定的に西遊記なのは登場人物の名前だ。

ジャン=クーゴ、 ドン=ハッカ、 サー=ジョーゴ

 悟空、八戒、悟浄をみごとにヨーロッパ風味にアレンジした名前ではないか。しかもエンディングではさらにダジャレ風味まで取り入れている念の入りようである。
 
♪ジャンジャンやろうぜジャン=クーゴ ドンドンいこうぜドン=ハッカ サーサーがんばれサー=ジョーゴ
ジャン・ドン・サー ジャン・ドンサー ・・・・・・・・

 ここまでいったら玄奘三蔵もどうにかしてほしかったものだが、なぜか一行のトップはオーロラ姫。そう、女だ。
主人公グループに色気がほしかったのだろうか。子供向けアニメとはいえ、いや、だからこそ野郎ばかりではだめだったのかもしれない。 戦闘に一番関係しなくて存在価値もある三蔵=女。まあ妥当だ。
 私は後の名作、日本TV系の実写ドラマ西遊記で女優夏目雅子が男装して三蔵を演じた原点がここにあるのではないかとさえ思っている(笑) もちろん何を調べたわけでもないが。

 

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