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その1 第一関門
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新しい巣作りを決心したももんが♂が、始めにした事はももんが♀を説得する事でした。 「2匹目の子供が生まれた事だし、もっと広い巣に住みたいよね? ちょっと検討してみない? 金利がとっても低くなっているし、15年のローン減税もあるし、建物の売却損控除(しかも繰越控除が)もあるしさ〜。」 それに対して、ももんが♀の反応は、「えぇ〜。まだ早い。頭金もたまっていない!」でした。 家計を預かるももんが♀も考えていました。この集合巣を購入した時から、いずれは住み替える時が来るのではないかと。 住宅ローンもあることだし、せっせと住宅のための貯蓄をし、その半分以上を繰上げ返済に当ててローン残高を減らしつつ、頭金も貯めていました。1年前には金利の高い公庫に見切りをつけて、金利のより低い銀行ローンに借り換え、その差額をまた貯めていました。 ももんが♀の貯蓄計画では、あと3年間はこつこつと頭金を貯めるはずでした。頭金積立てにお決まりの「つみたてくん」もあと5回も(2年半後まで)積み立てが残っています。よって、買い替えは無理と判断していました。 そのことを聞いて、ももんが♂は反論します。「集合巣の価値は刻一刻と下がっている。3年後には、確かに今よりローン残高が減り、頭金が貯まっているかもしれないけれど、それに追いつかないほど、この集合巣の価値が下がってしまっていたら買い替えは出来ない! 今なら、払った税金がたくさん戻ってくるし、金利もかなり低いのでメリットがある。それに俺の歳の事もある。遅くなればそれだけ後々ローン返済がきつくなる。」(この時のももんが♂の歳は39でした。) この反論に、ももんが♀は心を動かされました。しぶしぶながら、新しい巣探し(巣作りでない所がミソ)を承諾したのです。 「探すだけなら、そんなにお金はかからないし、探してやっぱり無理と結論が出てもいいのではないか」とももんが♀は考えました。 1年後、ももんが♂の反論は的中する事になります。 |
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