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2002.9.24 ヤビツ峠・三ノ塔・烏尾山・烏尾尾根・戸沢林道・大倉

どこからでも下りれるぞファミリー向け丹沢表尾根山行


山行日:平成14年9月24日
目的地:丹沢表尾根
人数:3名(私♂・小6♀・小2♂)


山行記録:

   私の日曜出勤の振り替えと、子供の運動会の振り替えで、平日の休みが重なり、23・24の連休が

   できた。どちらかに子供を初めての本格的な山につれて行きたいな。数日前から天気図とにらめっこ。

   どうも天気が今一よろしくない。週末から週明けにかけてぐずつきそうだ。今回は諦めかな・・・。

   と思っていると天気の周期がちょっと早まって、24日は降水確率10%未満。子供の初めての本格的

   山行決行!!


   瀬谷駅に着くと、雲が低い。でも切れ間もあり、青空が見えている。今日は一日良い天気だろう。

   気持ちも明るい。海老名駅につく。通勤の人ごみを見ながら、今日の山は静かで気持ちよいだろう。

   と、想像する(秦野で驚く羽目になるとは想像もできず)。前回とは打って変わって、大山の頂上まで

   見える。天気は万全だ。ところで、海老名も変わったもんだ。昔は、ダイクマ位しかなかったのに、

   今では瀬谷よりよっぽど都会だ。

   小田急にのると、丹沢の山並みがどんどん近づいてくる。今日は天気が良いからやたら写真を

   撮りたくなる。車窓から狙った大山もきっちり撮れている。

   秦野駅に到着。ヤビツ峠行きのバスは8時18分。まだ、30分以上ある。余裕だなと思ってバス停に

   つくと、なっなっなんと、もう並んでいる・・・。今日は平日だろ。目を疑う。出発間際は長い列すら

   できてしまった。私達は座れる位の順番だから、良かった様なものの、ヤビツまで1時間ほど立ちっ

   ぱなしの人の方が多いだろう。気の毒ではある。「これだけの人数だから、もう1便増やせば」等の

   声もあったが、本来なら、土曜日からの3連休で出かける予定が、ずれてしまい、暇のある高齢者が

   今日に集中して、たまたま、混んでいるんだろう。バス会社も採算のとれない事はできないでしょう。

   土曜日は午前中2便。日曜日は同じく3便。平日は1便がタイムテーブルだ。当然のことながら、

   平日でもあり、高齢者と大学生らしきグループ以外は見当たらない。私の年では、まだ、駆け出しの

   小僧っ子扱いされそうな、平均年齢である。高齢者の登山ブームをまざまざと実感した。


   さてヤビツのバス停につくと、晴れ。絶好の登山日和だ。万が一、二ノ塔にたどり着けずに、ここに

   戻らざるを得なかった時の事を考えて、午後のバスの時刻を確認する。公衆トイレもきれいでいい

   ですね(よごさない様にお願いします)。皆さん、ここで出発の準備を整え、それぞれの目的地に散って

   いった。バスの乗客の半数以上は大山に向かうようだ


   さあ、出発。バス停のよこにある売店(閉まってた)を横目で見ながら、最初は札掛方向に向かって、

   舗装された林道を緩やかに下る。途中から、今日の主目的地二の塔そして奥に三ノ塔が見える。

   富士見山荘前を左に折れ、菩提峠へ向かう林道に入る。ここから少しのぼりとなり、まもなく、

   登山道への登り口につく。山道らしいのぼりをちょっと行くとまた林道に出る。左に少し進むと今度こそ

   二ノ塔への上り口。本当に丹沢らしいのぼりのはじまりとなった。本当に今日はいい天気だ。

   木漏れ日も妙に鮮やかで気持ちが良い。上り口から20分程も歩いただろうか。ベンチがあった。

   私はまだ1本とる気にはなれないが、子供にはできるだけ休憩をとってやろう。小休止をする。

   出発すると、すぐ上にもベンチがあった。そして又すぐ上にも・・・・。毎回休んでいたら、ペースが

   掴めないじゃないか。

   かなり登ってくると、林の中から抜け出せた。視界が開けてきて、大山が見える。標高は1250b

   あまりかな。三ノ塔は1200b位だから、大山を見れば、どの位登ったかが判るというもんだ。かなり

   大山の高さに迫ったな・・・と思ってししばらくすると、ひょっこり二ノ塔の頂上に出た。頂上からは、

   これから向かう三ノ塔や今日の最終到着地大倉方向が眺められる。ちょっと下草の背が高く、

   子供はベンチの上にでも登らないと景色が見えないのがちょっとマイナス評価かな。



   頂上には1パーティいたが、今から下るそうだ。この時間だとヤビツからのバスはない。どうするのか

   と心配していると、二ノ塔尾根(というと思う)を下って、菩提に向かった。私達も小(中?)休止を

   取ってから、三ノ塔に向かう。せっかく登ったのに、一度下って上り返すのはもったいない気がするが、

   仕方がないか。三ノ塔頂上に近づくと、潅木もなくなり、見晴らしが良くなる。今越えてきた二ノ塔よりも

   いつの間にか高くなっている。日当たりもよくなり、標高1000bをこえているのにちょっと暑い位だ。

   時折り吹く谷からの風が汗をかいた体に気持ちよい。ふと足元を見ると、日当たりのよい階段の木の

   土留めの傍らでトカゲが日向ぼっこをしていた。ちょっと草地が増え、すぐ、三ノ塔尾根の分岐に出た。

   三ノ塔頂上はもう目と鼻の先。


   三ノ塔頂上到着は11時。本当に見晴らしがすばらしい。朽ち掛けた頂上の立て札とその向こうに大山

   (どう見ても「壊れている」という表現の方がふさわしい)。表尾根から塔ノ岳そして大倉尾根と鍋割

   表丹沢の代表的なところを一望できる。


   さあ、ちょっと早いが昼食にするか。

   今日のメインイベント! 子供たちの好きなブタ麺(おやつになる様な小さなカップ麺)用のお湯を

   沸かしにかかる。その間に昼飯だい。おにぎりと鳥のから揚げ、そしてゆで卵にむしゃぶりつく子供たち。

   運動した後だけに食欲は旺盛だ。でも私はポンピングで汗だくだく。いくらポンピングしても、30年来

   愛用のピークワンは気化したガスを出さない。そっそっそんな。下ではちゃんとついたのを確認して

   持ってきたのに・・・。どうやら、ホワイトガソリンを給油した時にゴミが入り込み、ジェネレータが詰まった

   様だ。分解して直そうにも、ビクトリノックスだけでは手が出ない。かれこれ30分程も格闘したのち、

   結論は「ゴメン」。子供たちは食事も終わり、ブタ麺のふたをはがし、さあお湯を入れるぞッの体制に

   なっていたのに、かわいそうな事をした。親の面目丸潰れ(笑)。ようやく私は昼食にありついたが、

   今日はストーブで作る食事メインにしなくて良かったと、自分を慰める。

   (後日談:つまりを直してピークワン復活。そしてプリムスのチタンバーナーも買ってしまった。)


   さて、てんやわんやの食事が終わり、これからどうするか、子供たちと相談した。小6♀は気持ちが

   よいから頂上で遊んでいたいと言うし、小2♂は水遊びがしたい(おいおいここは山の上だよ)。私は

   今日の最終目的地の塔ノ岳まで行きたい。さあどうする。時計を見ると丁度正午。可能な選択肢を

   あげる

    @塔ノ岳にいくには子供の足で約2時間。そこから大倉を3時間掛けて下って5時。行って行けない

      ことはない。

    Aこのまま三ノ塔尾根を下る。あまりに能がない。

    B烏尾までとりあえずいって様子を見る。

   結局第3案を選択する。


   三ノ塔からの下りは昔の記憶でも急坂だ。坂の上のお地蔵様に安全祈願(?)をする。下り始めて

   みると、最初は急ではあるが、しっかりした階段道だ。そこを過ぎると、岩尾根のような道になり、

   小さい子供は慎重に下らないとかなり危険だ。結局烏尾の頂上につくまでに30分ほど時間を費やして

   しまった。

   烏尾につくと塔ノ岳はさらに近くに見えた。もう尊仏小屋が形として認識できるくらいだ。さらに行者の

   向こうに長尾根も真近かに見える。なんとしても塔まで行きたい。子供もその気になってはくれた。

   でも、時計を見るともう午後1時。ちょっと三ノ塔の下りと烏尾で時間を取りすぎたな。それにこの先の

   鎖場を考えると、子供の足ではコースタイム通りは望めない。持たせてはいるが、最初の山行で下りに

   ヘッドライトというのもやりすぎだ。結局、烏尾尾根を下ることにした。

   天気の関係で昨日来てれば翌日1日休みがあるので、無理もできたが、明日は子供も学校だ。

   塔ノ岳は次回のお楽しみとしよう。せっかく気持ちの良い山行で最後の無理が子供の印象に残るのも

   良くない。今日越えてきた三の塔方向に若干戻り、烏尾尾根の分岐に着く。


   ここからの下りが実は子供には一番つらかった様だ。下りはじめの最初は普通の尾根道であったが、

   途中からはずっと下まできれいな植林の間の急な下りだった。道もかなり荒れていて、子供には下り

   辛そう。まして、スニーカーで行ったもんだから、泥が足の裏に均等にこびりつき、靴の底は真っ平。

   私の乗ったところに同じように足を乗っけても滑って転んでしまう。やはり、登山靴はたいしたもんだ。

   途中で疲れて休みたいと言い出した。下り始めてかれこれ30分以上過ぎている。1本とろうとした・・・、

   その場所に、体長1メートル位の蛇を発見。

   昔、野毛の動物園で青大将を触らせてもらった事がある。無論子供たちも。その感触のしっとりして

   気持ちよかった事。子供たちは首にまで巻いてもらっていた。・・・・でもやはり山で野生の蛇に会うのは

   怖いらしい。後で調べて見たらどうやら「やまかがし」だった様だ。とにかく休みは中止。早く林道に

   出たいと言い出し、ひたすら下る。でもこの尾根は本当に急だし、道もあいまいだ。子供は「道はあって

   るの」と私を疑う。「お父さんを疑うのか」。所詮は尾根道。間違うはずがない。コースタイム1時間の

   ところをすでに30分も超過している。ようやく、沢の流れの音が大きくなってきて急な坂から解放された

   かな・・・と思ったら新茅山荘の赤い屋根が見えた。もう標高差で20メートルというところだ。ところが

   最後の部分が滑りやすそうな岩。下りきると妙に明るい尾根への道標。この明るさからは想像もでき

   ない程の尾根道だった。昔新茅の沢を何回か登ってこの尾根を下りた記憶があるが、こんなにいやな

   記憶はないのだけれど・・・。とにかく子供にとっては最後の最後まで気の抜けない下りであった様だ。

   当然のことながら平日なので、烏尾はむろんの事。新茅山荘も開いてない。冷たいものは大倉まで

   お預けだい。


   さあ、最後の林道歩きは約1時間。途中に水場があった。昔なら、絶対がぶ飲みしていたのだが、

   煮沸した方がよい等と書いてあると、子供には飲ませるわけにはいかんだろう。私もたえる。ただ黙々と

   歩く。でもコンクリートではないせいか、そんなに膝への負担はない。ようやく対岸の大倉尾根が低く

   なったころ、滝沢園の入り口を過ぎ、風のつり橋が見えた。学生さんのころはこのあたりで大倉から

   渡渉して水無本谷周辺の沢に行ったもんだと、懐かしむ。とにかく大変な変わりようだ。

   橋の下には気持ちのよさそうな公園が広がり、水遊びも危なく無くできそうだ。小2♂が三ノ塔の頂上で

   言った「水遊びがしたい」はこれを見越していたのかな(笑)。さあ、大倉バス停を目指して橋を渡ろう

   バスの本数はそんなに多くはないが、まったく無いわけでもない。しかしこの変わりようには、驚いた。

   山の雰囲気があるとしたら、道標位なものか。目隠しされてここにほうりだされたら、大倉とは認識でき

   ないだろう。昔は山小屋風民宿が数件合ったのみと記憶している。

   バスにのって渋沢駅に着く。ここでもまた驚く。駅舎が木造でなくなっている(30年もたてば当たり

   前か)。それに確か、バスの発着は反対側で、踏み切りを渡った記憶がある。10年一昔というが、

   30年たつと浦島太郎状態だ(笑)。


   今回は,ストーブが壊れてしまい、又、下りで子供がかなり苦労したこともあったが、翌日以降に顕著な

   筋肉痛も出なかった。天気も顔が焼けるほどよかった。子供も楽しんだようで、後日軽登山靴を買って

   やったら、とっても喜んでいた。これなら、又、山についてていけそうである。本当に楽しく充実した山行

   であった。

   次は塔までちゃんといくか、鍋割に行きたいな。

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