今年もサミットがやってきた! 例年6月から7月の間に開催しているが、今年は嗜好を変えて5月の花の時期に行こうという事になった。
関東軍で参加を募ったところ参加希望者は6名。レギュラー参加の私、狂さん、そして鵜原さん、そして初参加の山室さんと湿ッターズの山口君(学生)だ。また直前になって遠藤さんが参加表明。サラセニア栽培にかけてはプロ級の腕を持ち、オリジナル交配種も沢山作出しているお方だ。
サミット前日の13日(金)の夜11時にJR川崎駅に集合し、狂さんのワンボックスカーで一路伊勢へ向かう。勿論車内は遠藤さんを中心にサラセニアの害虫対策、交配選別等を中心に話が盛り上がる。今回、開花時期の訪問とあってS.leucophyllaの八重咲きの話になる。昔からの園芸品種に「重錦」カサネニシキというものがあるが、これは八重咲き品種=重錦なのか? という話になり、答えはNO! じゃあ、重錦の葉はどのような形状、色なのか?というと誰も判らない。古い文献で日の出花壇の写真集「トロピカルプランツ」に重錦の写真はあるが、花だけしかなく肝心の葉の写真がないのだ。
「S.leucophylla var kasanenishiki Suzuki
この変種はレウコフィラの珍しい八重咲き種で外国でもこの種の記載がありますが、大変に珍しい変種です。草姿は普通種のレイコフィラと変わりませんが、春から夏にかけて咲く様子はワインカラーのバラの花の如く見事です。命名者は食虫植物では大先輩である鈴木吉五郎氏です。」(引用;トロピカルプランツ 日の出花壇)
この記述が正しければ、レイコフィラ原種の基本種で、その花だけが八重咲きのものを「重錦」ということになる。
そんな話で盛り上がりながら途中休憩をはさみながら朝5時半に伊勢花菖蒲園に到着したのである。
到着後すぐに栽培場で物色開始。凄い数のサラセニアが我々を迎えてくれた。毎年見ている光景とはいえ、やはりその数には圧倒される。しかも今年はほぼ満開状態。これは素晴らしい。始めてみた山室さんや山口君は言葉を失っている。ここは自生地よりも凄い場所なのは間違いなさそうだ。
さっそく話題の八重咲き種を探す。これが意外と簡単に見つかるもので、結果狂さん、私、山口君、遠藤さんらで合計30鉢以上
を水揚げ。一言で八重といっても様々な変形タイプがあるから見ていて飽きない。
運転手3人(私、狂さん、鵜原さん)は殆ど一睡もしていないが、そんな眠気も忘れるほど数千株はあるであろうサラセニアの栽培場で
物色をしていたが、ふと時計を見るとまだ8時前。園主の前田社長やその息子さんとご挨拶を済まし、さらに物色。しばらくすると大阪組の宮本さん、林さんが登場。さらに東海の伊藤さん、赤塚さん、チポラチャン、碓氷さんらが合流し、ほぼ参加者が出揃った感じだ。
私と遠藤さんはこの日のために即売品を用意した。遠藤さんは見事に育ったセファロタス、遠藤氏オリジナルのS.purpurea heterophylla x S.psittacina albaが提供された。また私もメキシカンピンギキュラの開花株、アフリカ産ドロセラ、ヘリアンフォラ、書籍、種子、球根ドロセラなどジャンケンなどであっという間にほぼ完売! 翌日の伊藤家のBBQでの売り物がなくなってしまった。
他のメンバーも物色が終了し各々お会計である。一番買い上げたのは山口君であろう。30鉢以上、合計4万円以上お買い上げだ。学生なのにお金持ちである。勿論持ち帰れないので郵送という事になる。運搬は各自運ぶのもいいが、ライセンスを持っている鵜原さんがフォークリフトを運転し、みなのお買い上げ品をせっせと運搬していた。