今年もこの季節がやってきた。恒例の東海サミットである。2001年の6月を第1回として、毎年5月から7月の時期に1泊2日で
行ってきている由緒伝統のあるイベントなのである。
我々関東軍6名は前日の6/2の夜11時にJR川崎駅に集合し、狂さんのワンボックスで一路伊勢菖蒲園を目指す。途中休憩を挟んで東名道、伊勢湾岸道、東名阪、伊勢道を経て伊勢花菖蒲園に到着したのは朝の5時40分。早速栽培場へ突入。数万株はあろうか、サラセニア畑の中から皆思い思いの株を次々にゲットしていく。世界広といえども、何万株もあるサラセニアの中から好みの株を好きに選べる場所は、ここしかないであろう。
昨年は5月中旬であったのでサラセニアの八重咲きをメインにゲットしたが、今年の私のテーマはサラセニアの色の濃いもの、それからflavaとleucophyllaの交配(S.mooreana)で良い系統を探すこととした。
稲穂さんは「立浪」のような品種を発見。しかし残念ながらこれは売ってもらえなかった。「売りたくないものはここに並べるな!」と言いたくなる。
今年は実生苗のトレーがいくつも並べてある。これは売り物ではないようだが、「これで実生1年目」と言いたくなるような大きな株がいくつも小さな可愛い筒を上げている。プルプレア系の実生トレーにはプルプレアのほか、スワニアナや立浪チックな交配種がいくつか確認できる。これもいつかは販売可能な苗となって登場してくれるのであろうか? あまり伊勢側が珍しい形状の物を販売に出さないようであれば、我々マニアとしては「伊勢花菖蒲園の魅力」の一つが失われることになる。
園のサイトによると、通販価格よりも、我々のように実物を選んで購入する場合のほうが400円ほど高く設定してあるが、これもちょっと考え物かもしれない。わざわざお越しいただいた方には、好きなものを選べるが、少々高くなるというのは今の経済概念から考えてもかなり強気な商売のようにも思えるのは私だけであろうか?
我々マニアは園側に不用意に「こういうのがマニアに受けるんですよ」と無料でマニア嗜好の情報を与えてしまっているようであるが、今後はこういった情報は極力発言しないようにしないと、「伊勢に行ってもつまらんものばかりだよ」ということになりかねない。これは伊勢菖蒲園にとっても我々マニアにとっても不幸なことである。詰まらん一般種しかなければ、例え何千株、何万株あろうがそこに魅力は感じない。