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ABOUTうずら


うずらは産業用で飼われているものの大半が"愛知県・豊橋地方産"のもので、後はペットとして飼われています。豊橋でうずらの飼育が盛んなのは、@気候温暖で飼育に適している。・A元来、養鶏が盛んで関連産業としての飼料・設備業者等が多い。B東京・大阪の二大市場の中間に位置し、交通の便が良い、などがあげられます。現在、産業用のうずらの80%は豊橋産のものです。

うずらは古くから世界各地に生息しており、紀元前3000年頃のエジプトの壁画にも残されております。またわが国でも古事記・万葉集にうずらの記述があり、その後、絵に書かれ詩に歌われ、江戸時代には豪快な泣き声を楽しむために飼育されていました。
野鳥のうずらが家禽化されたのは江戸時代ですが、採卵用として飼育され出したのは明治中期と言われています。豊橋地方で飼われるようになったのは大正10年頃からで、ここで自然交配させた雛が戦後全国各地に広まりました。又、海外(ブラジル・東南アジア)にも輸出されてきました。

うずらの発育は非常に早く、4〜5日で餌付け時の倍の体重になります。(鶏では8〜9日かかる)
さらに初産日齢も鶏に比べて早く、平均40日前後です。また小躯大卵で、鶏は体重の3%程度の卵重ですが、うずらでは約8%にもなります。一方、卵の成分は鶏卵とよく似ておりますが、良質のたん白質の他、特にビタミン・ミネラル・アミノ酸は鶏卵の約2倍(単位当たり)もあり、栄養価の優れた食品であります。
うずらは、2キロほどある鶏と比べると随分小さいが、病気にはかかりにくい丈夫な家禽です。
ただ冬場の保温や換気・毎日の除糞が欠かせないうえに、餌や水をきらさないように注意しなければならないなど管理が難しく、飼育は敬遠されがちです。しかし最近では、飼育施設の改善や設備の機械化(給餌・集卵・除糞の自動化)が進み、安定した需要にも支えられ、大量飼育をする農家が増えています。
かつては多くの鶉舎が市街地にあって、そこから発生する臭気により地元から苦情がでたこともあったが、鶉舎を郊外に移転させたり(豊橋市高塚町にうずら団地を1979年に完成)飼育方法の工夫により多くの業者が好環境の下で生産の効率化に努めており、うずらの主産地として今日の発展を見るに至っています。一方、うずらの糞を醗酵させたものは肥効が高く"果樹類の甘味を増す"といわれています。その他、特産品の肥料としてハウス栽培に多く使用されています。また乾燥させたものは、全国に送られ大根・白菜・キャベツ・じゃがいもなどの肥料として使用されています。こうしたなか、環境保全型循環農業システムの確立を目指して豊橋養鶉農業協同組合では大型の養鶉長期醗酵処理施設を完成(1995年3月)させました。ここで生産される醗酵堆肥は肥料と土壌改良剤としての2面性があり、ハウス栽培等の特産品の他、ゴルフ場や野球場のグリーン(芝) などにも利用されています。

うずらの卵の栄養価として、納豆に鶉卵を併せて食べるとカルシウムの吸収が良く、ミネラルが豊富に含まれており栄養バランスも良く、お子様やお年寄り、次世代の生命を宿している妊婦の方には最適と言われております。又、鶉卵に含まれている成分の"オボムコイド"が、花粉症などの原因とされているアレルゲンを押さえる効果があると言われ、ヨーロッパでは、これを利用した医薬品が出ているほどです。
夏は、ザルソバのつゆに、山かけに、ユッケに、小鉢ものの料理にいろいろアレンジして食卓を楽しむことができます。冬はおでんに、煮物に鍋物にとさまざまな料理に合う鶉の卵をどんどん利用してみてください。ご家庭で鶉の卵をゆでるときは、水からゆでて行き沸騰後5分ほどでゆで上がります。殻を上手にむくこつは、ゆで上がってから素早く冷水で冷ますと、殻と卵白の間に薄い層ができるので上手にむけます。更に、ナベに少し水を入れ鶉卵を入れ蓋をして、ナベを上下に強めに(卵をナベにぶつける要領で)振って、殻に細かいひびを入れてやると、ナベの中の水に洗い落とされて薄皮もむきやすくなります。

協力:豊橋養鶉農業協同組合御中

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