The Nature
Salon
第12回ネイチャーサロン
四国の博物館を見に行こう! 高知編
行事内容:
高知市から現地まで 1.5 時間.9:45という集合時間は,遅すぎず,早すぎず,ちょうど良いタイミングでした.学芸員(安井さん)の説明も判り易く,いろいろ情報を得ることができました.
横倉山というと安徳天皇の関係もありますが,やはり化石と植物が有名です.横倉山をテーマとしたこの博物館は,「自然史」をほぼカバーし,ほぼ「自然史」のみをカバーする,高知県内唯一の博物館です.つまり扱う領域が,一般的に言う「自然史博物館」に最も近い博物館です.いろいろ面白いものも見せて頂きましたが,ご他聞にもれずここも経営難.もっと応援しないといけないな,と改めて思いました.
横倉山の自慢はいろいろありますが,牧野富太郎のフィールドとしても有名です.牧野博士と横倉山の深い関係を,この博物館を通じていろいろ知ることができます.牧野博士に興味のある人なら,牧野植物園(五台山),青山文庫(佐川),それに横倉山自然の森博物館(越知)は是非とも訪れてみたい場所です.
見学会のあと,桐見川小学校に移動しました.移動のとき越知の町内で弁当を買いました.スーパー(サンシャインでしたか)の隣の店で1個250円という超廉価な弁当を買いました.値段を聞いて,オムスビ2つにウィンナーが1個ついている程度のものだろう,と思っていたのですが,とんでもない.しっかりした弁当です.この店,以前はたしか酒屋さんでした.横倉山でキャンプするとき,この店でよくビールを買ったものです.
桐見川小学校は,今は廃校となっていて,NPO四国自然史科学研究センターが動物標本の作成,保管のため利用しています.桐見川は川に沿って奥のほうまで点々と集落があり,その先は峠を越えて仁淀川町(仁淀村)につながっています.桐見川ではオオサンショウウオが見つかったことがあり,四国にオオサンショウウオが生息しているかもしれない数少ない場所の1つとして注目されています.道は細く曲がりくねっていて,なかなか難所ですが,魅力的な場所です.
<集合>
朝9時45分,博物館前の駐車場に集合
全員が簡単に自己紹介をする.
谷地森さんから注意事項
標本室でのメモは鉛筆を使うこと
できれば上着は着用しないでください
<入館>
安井さんが館の理念等を説明
横倉山の博物館 植物,化石,歴史
「自然」に特化した高知県唯一の博物館
安藤さんの設計.
概して評判が良い.入口のスロープは不評.
維持には光熱費がかかる.切り詰める努力
企画展の費用,以前は200万円ほど出ていた.今は100万円弱.
ビラのデザインや印刷も外注せず,できるだけ館職員が作業
指定管理者制度
発行物「不思議の国から」年2回発行.
来て良かったと思ってもらう工夫.受付や職員の対応.掃除.
<受付>
備長炭
ミュージアムショップ
<入口のジオラマ>
牧野博士のフィールド
安徳天皇
修験道の鎖
ヤイロチョウ
オオサンショウウオ模型(紙粘度製)
<アカガシ原生林のジオラマ>
昆虫標本,鳥の剥製に名前が欲しい.
オオクワガタ,アカゲラ(四国にいない)など,やや不適当なものもある.
<地史の展示>
シルル紀
黒瀬川地塊:4億5千万年前,赤道近くにあった.大陸移動,断層(黒瀬川構造帯)
<太古の海底>
トリノアシ<ウミユリ
<化石の展示>
博物館はふつう窓がない.しかし,この博物館は大きな窓から外の自然を見れるようデザインされている.窓にはUVカットフィルムを貼ってあるが,それでも本の背表紙などが退色している.
越知の中学生に解説を書いてもらった: 桂化木,キャニオンディアブ隕石
<さわれる展示>
液状化現象
館内の温湿度: ふつうは20℃,60%程度
光: 150ルクス(重要文化財は80W)
ハロゲンランプ 80W 光熱費たいへん
延べ床面積2100平方メートル
展示室 720平方メートル
多目的ホール: 企画展,講演
<収蔵庫>
アノマロカリス模型
<特別収蔵庫>
壁はスギ材をふつう使う
平田先生の標本.牧野植物園から分けて,ここに収蔵.タイプ標本も.
<図書室で懇談,質疑>
質問: 展示以外の普及活動について
ニュースの裏面に活動記録
友の会が月2回の行事
クリスマス,初日の出
春の植物観察(横倉山に関係する植物を中心に)
秋の視察研修
補助金事業,資料
子供達が実際に調査.成果を
質問: 博物館自慢の展示物
トリケラトプス
筆石の化石
ハンズオン展示
展示ロビー
ミニギャラリー,絵画展
結婚式
安徳水
質問: 近隣の博物館との協働
実験のできる場所
館外組織との連携
カエル展
越知町の哺乳動物
地域博物館連携事業
移動博物館
<桐見川小学校>
いまは事実上の廃校となっていて,NPO法人四国自然史科学研究センターが標本の整理保管などに利用している.