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第4回ジ・ウクレレコンテスト体験記


2007.11.23.祝日、第4回ジ・ウクレレコンテストに行ってきました。
私にとっては二回目のコンテスト参加ですが、だいぶ前には工房としても参加したことがあるので
本当にお世話になっているイベントなんですね。ですから、この日をだいぶ楽しみにしておりました。

当日、朝10時に浅草のコンテスト会場に集合だったのですが、私は自宅で再び付け爪をし直して
いたため5分くらい遅刻していったのです。しかし、この日午前中の出場者の控え室はいつもの2階
のホール奥の部屋ではなく(午前は審査員の方が使用とのこと)、4階の和室だったので集合場所を
探すのに苦労しました。

部屋につくなり、キワヤの熊谷さんがこの日のスケジュールをわかりやすく説明してくださっていました。
遅刻してきた私に今回司会の「スイング&マックス」のお二人がやさしくエスコートしてくださりました。
ウクレレクレージーのイベントでもご一緒したことがあるので私としてもお二人が司会だと安心しましたね。


これは、ホール入り口で販売されてた、第1回ウクレレコンテストの大賞受賞者「カマテツ」さんの
最新DVDです。カマテツさんはその素晴らしいウクレレプレーもさることながら全然偉ぶったところ
ない気さくな方で、ウクレレ界にとっても大変貢献されておりますね。このDVDには惜しみなくその
ウクレレ・ジャカソロ奏法の奥義の一端を垣間見ることが出来ますので私からもお薦めです。
ちなみにわたしも当日一枚買って勉強させてもらっています。

リハーサルは出演順に1部の人と2部の人とで別々にまとまりになって行われました。
この日はカナダからドキメンタリーの製作でやってきた外人の男の方がいて熱心にリハーサル風景を
撮影していました。特に熱心に「Daisyどぶゆき&てっこ」さんのウクレレとチェロと歌のリハを念入りに
細かく撮影していたように感じました。その撮影している姿が少し面白くて私や他の出演者は吹きだし
そうになりましたが。

 ミレミアムホールの音響はウクレレや他の弦楽器の演奏には大変最適で、いい音
で聞こえていました。この日は、前回の司会だった望月さんもセッティングなどの裏方にいらっしゃった
ので、音響に関してはもうこの方とキワヤの熊谷さんのミキシングお任せして完璧だろうと思い、
持ってきたデジタルエフェクターは使用しないことにしました。
このことが功を奏しこの日私は、セッティングの煩わしさから開放されて演奏に集中できました。
また、前回はもう二台の電飾ウクレレをオブジェとしていましたが、今回はお客様から借りている
「ブラック・ヒール電飾ウクレレ」だけで演奏することで荷物を抱え込む気苦労もなく安心して演奏
ができましたね。でも実はもしかしたら、ほかに3台の電飾ウクレレを用意する考えもあったのですが、
さすがにそこまでしてアピールする必要があったのかというか、演奏でアピールした方がいいのでは
という思いに落ち着きました。

今回は、ジェイク・シマブクロのカバーをする人が3組いて、どの方もある意味個性的なジェイクカバー
だったように感じました。j伊藤さんもトップバッターにも関わらず、しっかり独特なカッティング奏法で
観客の拍手をもらっておりましたね。11歳のIbuki君はこの日は風貌の可愛さとウクレレの大人顔負け
の演奏で1番人気だったように感じました。これからもっと上手くなるのかと思うと末恐ろしくもあり、楽しみ
でもありますが、私が言うのもなんですが緩急のつけ方を覚えたらおそらくほぼ完璧でしょう。
キャス(今回はテクニック賞を受賞)さんは、演奏する前からなんか音が出てるようなイメージなん
ですね、ただものじゃないというか。
確かギターの講師もなされているというので同じジェイクの「Let's Dance」でもさらに独創的な演奏なので
すでにジェイクという枠は超えている演奏でした。ロールカッティングに関して言えば文句のつけようが
ありませんでした。この3組の演奏だけでも前回のウクレレのテクニックレベルをわずかに越えてるよう
に感じました。

この日、大変不思議なことがありました。
もちろん、いままでのコンテストの流れでは、ウクレレ・ソロでオリジナルで演奏すればコンテストでは
有利というあさはかな予想があったのですが、この日は違ってました。
リハーサルでのこと。Daisyどぶゆきさんと、てっこさんのリハで私は裏手から二人の演奏を見ていた
のです。曲はオリジナルで「流星群の夜」。曲名からして情景の歌のイメージがありますが、
リハの時、確かに星空の風景が見えたのです。これは誰にもある音像の感じ方の違いですが、
私は、はっきりその澄んだ歌声、チェロの音、ウクレレの向こう側にその景色が広がっているのを
見たので大変驚きました。

この後、私はさんざんDaisyどぶゆきさんに、もしかしたら今日はサプライズがあるのではとお世辞でなく
しつこく語りました。ご本人たちはただただ照れて「そんなことないですよ」とご謙遜されていましたが。
この日、唯一私が手相を見てあげたのが「どぶゆき」さんだけでしたのもたぶん、予感がしていたんだと
思います。そして今回のコンテストの大賞は「Daisyどぶゆき&てっこ」さんでした(おめでとう!)。
私がいうのもなんですが、たしかにこういうコンテストものには賛否両論はつきものです。
同じ人間がこの世には存在しないので音楽の感じ方にも違いがあるのですね。でも
少なくとも私はこの組に今回一番大賞をあげたかったですね。その理由としては、前回
コンテストで参加していてコミカルな感じの歌で大いに会場を沸かせていたにもかかわらず入賞には
届かなかったこと。今回は、今の日本で忘れ去られつつある憧憬と詩の世界をオリジナルで表現
出来たこと。あとお二人の礼儀の正しさとその明るいお人柄です。

私は、常に注意して思うことがあります。いくらアーティストで、ウクレレ作りなどでプロになって有名
になったところで普通に挨拶することもしないのであれば三流だと。死んであの世に魂となれば残る
のは「真心」だけなんですね。ですから、わたしは挨拶や礼儀に関してはとくに大事に思ってます。

「ハッピー★ホッピー」さんはオリジナルの歌とパーカション編成で、純朴なその気持ちを伝えてくれ
ました。このお二人が一番「電飾ウクレレ」に大変興味を持っていただきいろいろお話もできたので、
入賞されたことを聞き(たしかパフォーマンス賞だったでしょうか)、大変良かったです。

あと「オーク・ウクレレ隊」のボレロもウクレレの新しい可能性を感じました。控え室の練習でも迫力
あったので入賞するのではないかと思ってましたが。私もボレロをライブで演奏することがあるので
この曲には思い入れがあります。ティンパニーの音までウクレレで再現できるとは驚きです。

トリのGensblueさん(今回は審査員特別賞)のジャズ奏法もすごかったです。演奏時間はやや
長めでしたが、それはもうご愛嬌。私も前回は長めにアドリブ入れて演奏していたので、
もう、気持ち入っちゃうと長くなるんですね。今後はどうなるかわかりませんが、ある程度は
アピールのための演奏の延長もいいのではないかと思います。ただ、だらだら下手な演奏するのは
ダメですが。そろそろクリスマスの季節なのでタイムリーな選曲だったと思います。

あと、私がとても印象に残っている曲は今田清英さんの「亡き王女のためのパヴァ−ヌ」です。
曲自体が大変悲しさを誘う曲なのですが、あまりに演奏が上手いので、よりリアルに聞こえて
私は涙がこぼれそうになりましたね。王女が横たわっている情景がどうしても浮かんできてしまう
ので。演奏は入賞されてもおかしくないというか、もしも回が違えば大賞ものの演奏だったように
思います。

あともしも「フレッシュ賞」なるものがあれば「オオモリメグミ」さんや「木村 新」くんにあげたかった
ですね。ウクレレの爽やかさが充分伝わる演奏でした。あまり、ウクレレのテクニック云々に走るのも
またジェイクの曲が増えたりして大変だなあという感じなので、ウクレレ本来の楽しさみたいな部分での
賞とかあったらいいなとか思ったりしました。
出演の順番で「Matsu Matsu」さんと「Noriyuki」さんの本番の演奏は聞けませんでしたが、控え室の練習
では存在感のある演奏を丁寧にしていました。田中井 勇さんの「月の光」も見事でしたね。ウクレレの
演奏とは思えないほどの表現力でした。二番手のオカヨシさんも良いセンスの良さを感じさせる素晴らしい
ソロ演奏でした。私はつい一緒に心の中で演奏とともに歌っていましたが。

そういえば自分の演奏はというと、今回は4分にしっかりおさめることと、リズムをキープすることを大事
に演奏しました。前回、パフォーマンス賞を頂いていたので、たぶん今回は参加賞で終わるとは思って
いましたが、今回は新しい電飾ウクレレのお披露目でしたので、自分の本来の演奏はしたつもりです。
電飾ウクレレ点灯の瞬間の観客の皆様の「おおっ」という驚きの声とかすかな笑い声が充分すぎる
ほどの私へのプレゼント。ただ、再び同じ舞台にたてたということだけで、感謝感謝の気持ちでいっぱい
ですね。
お忙しい中、会場にお越しくださったアグネスさんには今までで一番ウクレレが光っていた、
音も良かったとお褒め頂きましたし(差し入れ有難うございます、おいしく頂きました)。

観客の方からは「もっと会場を暗くしてほしかった、そしたら大賞だった」というふうに慰めてくださる方も
いました(笑)。あと、いろんな方から励ましのお言葉を頂き、ウクレレやっててよかったなあって思い
ました。控え室では、望月さんがひょろっと来て現れるのがおかしくって。
出演者の皆さん、楽しいお話を有難うございます。最後は記念撮影もできませんでしたが、皆さんの
ことは一生忘れることはないでしょう。

お世話になっている、イラストのとても上手な渡辺てつさん、浅草お住まいの浅沼家(たけしさん、みーたん、健太くん、千穂ちゃん)の皆さん、トリちゃん、千葉からわざわざ来て頂いた田川さん、今回は
とても多くの大切な友人に演奏を披露でき、幸せに思います。

前回、優勝者の「ちぇるしい」さんも演奏、ご苦労さまでした。来月、ライブを控えているAyaさん、頑張って
自分の世界を切りひらいてください。ブログでコンテストのことを書いてくださった「りびけん」さん、
とりあげてくださりどうもありがとうございます。キワヤ商会の原社長、安田さん、森さん、
スタッフの皆様、今回も大変お世話になりました。これからもお体にお気をつけて頑張ってください。
ご出演のゲストの皆様、審査も担当してくださり有難うございました。
取材プレス関係の皆様および、工房出展の皆様もお疲れさまでした。今回、懸命に司会をつとめて
くださった「スイング&マックス」のお二人、今後のご活躍をお祈りしています。

そして、改めて「Daisyどぶゆき&てっこ」さん第4回ジ・ウクレレコンテスト大賞受賞おめでとう!!
これでおわりではなく、これからスタートです。気を引き締めて頑張ってくださいね。応援しております。

(更新日:2007.11.25.吉日)

(追記)

渡辺てつ さんからコンテストの私の演奏時写真とコンテストの感想を
イラスト入りお手紙で頂きました。

演奏前半は照明を暗めにおとしてもらってます。


激しく弾く演奏後半には照明は明るめに。



渡辺てつ さん、二年前に続き、今回もウクレレコンテストの感想を有難うございました。
てつ さんにも日頃から音楽に関しての的を得た良い意見を頂き、お陰様でこのような
大きな舞台に立つことが出来ました。私ひとりの力ではなく、多くの方との結びつきで今が
あるのだなあと思ってます。ただただ感謝です。

なお、最新の私のオリジナルCDは近くこちらのHpでご紹介いたします。
(更新日:2007.11.28.)




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