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1996 PATI PATI STYLE (中)

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草野マサムネ−

三輪テツヤ−

田村明浩−

崎山龍男−

  

アンコール・スピッツ

 

96年、スピッツのページの中で好評だった企画を誌上再現してみました。

オリジナル・ベスト盤は、ぜひ冬休み、テープに作って楽しんでみてください!


文−宇都宮美穂

 

スピッツ・ワンダフル・セレクション

 

●『ハートブレイクの傷に塩』

草野マサムネ選曲〜フラれて、残る未練を断ち切りたい人へ〜

@田舎の生活 A恋は夕暮れ B月に帰る CY D日なたの窓に憧れて E夏が終わる Fうめぼし Gサンシャイン Hアパート I君が思い出になる前に

 

 フラれたのに、まだいっぱい未練が残ってて、だけどそれを振り切りたいっていう時期に

聴いてほしいそう。

 失恋したときとかって、明るい曲だと耳に入ってこないでしょう?やっぱり、中島みゆきの曲なんか聴くと、「ああ、わかるわー」という。(笑)(ここに選んだのは)ちょっと寂しい曲って感じ?これを聴きながら、寒い気持ちになるのもいいんじゃないかと。これで1回、トコトン落ち込んでもらって、新たなスタートを切るわけですよ。カラ元気出したってダメ!かえって引きずることになりかねかいから、ドーン!と落ち込ませて、這い上がるしかないってふうにするほうがいいの。僕が過去にフラれて落ち込んでるとき?やっぱり失恋の歌を聴いてましたね。その曲を作った人にも、俺と同じような時期があったんだって思うと、妙に共感しちゃって。(笑)それで逆にちょっと勇気づけられたりしたこともありました。(曲順は)やっぱり静かな曲で入っていったほうがいいだろうから、「田舎の生活」から始めて、で、どんどん落ち込ませて、最後は「君が思い出になる前に」で、やや明るい気分になってもらおう。ねっ?

(↑ご満悦)


文−森田恭子

『100人でロビンソン』

三輪テツヤ選曲〜俺はアルペジオ好き〜

@ロビンソン Aハチミツ B夢じゃない Cアパート D田舎の生活 Eウサギのバイク F胸に咲いた黄色い花 G海とピンク Hビー玉 I月に帰る J君が思い出になる前に Kコスモス L猫になりたい M鈴虫を飼う NY O歩き出せ、クローバー

 昔、フジテレビの深夜に『レッド・ツェッペリン』という番組があり、そこで、エレキギターを持った人ならだれもが一度は弾いてみたくなる「天国の階段」のイントロを、100人で弾くという企画があった。だから『100人でロビンソン』!?

 僕のギター・スタイルの中で、いちばん最初に取り上げられるのは、アルペジオが好きっていうことで。そにかくなんでもアルペジオにしちゃって、最初のころ、全部同じになっちゃうんじゃないかとか、迷いながらもやってたのね

 それでもアルペジオ。「ロビンソン」の美しいギターのイントロ、あれがアルペジオ。

 みんなが最初に「天国の階段」をコピーするように、「ロビンソン」をコピーしてくれたらうれしいし。あと、イントロだけ聴いて「あ、スピッツだ」って思われるのがうれしいし、目指したいことだから。それイコール、俺のギター、ってわかってもらえれば。その中で一番目の自分のカラーがアルペジオじゃないかな、って。ここに挙げた曲って、ギター1本で歌ってもおもしろいと思うんだよね。そういう意味ではコピーするのはたのしいかもしんない

 レッツ・チャレンジ!!


文−宇都宮美穂

 

『生みの苦しみ』

田村明浩選曲〜思い出ひとしお、難産だった曲〜

@ヒバリのこころ A海とピンク Bプール Cあわ D海ねこ E白い炎 F日なたの窓に憧れて G君が思い出になる前に H君だけを Iヘチマの花 Jベビーフェイス Kあじさい通り L愛のことば

 

 難産だったほうが思い出は強くなるじゃん。簡単にスラッとできた曲って、意外とレコーディングでどうやったかとか、アレンジをどう工夫したとか、忘れちゃうんだよね。(思い出は)いろいろあるんだけど、「ヒバリのこころ」とかは、全部録り終えたあとに、「ベースのチューニングが違うんじゃないか?」って話になって。(笑)結局やり直して、ようやく完パケになったっていう。(レコーディングで煮詰まってると)みんながいきなりやさしくなったりするのよ。それが余計につらかったりする。(笑)「気にするな」って、みんなに声をかけられるたびに、「ああ…」って。「うるさいよっ、オマエらに俺の気持ちはわからないさぁーっ」って。(笑)なんか『Crispy!』ぐらいまでは、難産だった曲って、どっちかっていうと聴きたくないって感じだったけど。「ああ、下手クソ〜」って、そればっかり気になって、全体の音を聴くことができなかったの。自分のプレイばっかりに固執してたんだろうね。最近は自分のプレイだけじゃなくて全部が大事なんだって思えるようになって、だからすごく客観的に聴ける。この選曲は年代順に並べてあるので、スピッツの歴史っぽく聴いてもらえればいいんじゃないかな


文−森田恭子

 

『これまたスピッツ』〜ちょっと変わったスピッツの裏側〜

崎山龍男

@海とピンク A死神の岬へ Bウサギのバイク C恋のうた Dあわ E僕の天使マリ Fオーバードライブ G夢じゃない Hタイムトラベラー Iハチミツ Jあじさい通り Kスパイダー Lサンシャイン M惑星のかけら Nたまご

 

 選曲の基準はですね、そんなに深い意味はないし、困ったりもしたんだけど、(笑)スピッツのちょっと変わった感じを…シングルもはいってますけど。(笑)でも、最近ファンになってくれた人たちが抱いてるイメージとはきっと違うと思われる、スピッツの裏側みたいなことですね。リズム的におもしろいような曲を集めたりもしたんですけど。例えば「オーバードライブ」とか「恋のうた」のリズムの感じとか。歌詞も好きだし。「ウサギのバイク」のスピード感とかね

 昔のを聴くと、それなりに、何も考えてないよさみたいなところがあって。(笑)そういうのは結構、忘れちゃいけない部分でもあったりするから。いつまでも持っていたいなと思いながら

 今回は今までのアルバムを全部出してきて、それを見ながら曲を書き出していったとか。

 (選曲の時間は)そんなにはかからなかったですけど。でもやっぱり困りますよね。どの曲も好きだから。これは、スピッツにもう一歩深く突っ込んでみたい人たちのために…(笑)


文−江頭優子

 

秘蔵アイテム

●メンバーのお気に入りアイテムを公開!(8月号)

 

草野マサムネ

●”飛んでる写真”のポストカード

 雑誌のインテリア特集で部屋にポストカードが貼ってある写真が載ってたりするのを見て、俺も貼ったりしてたの。で、買うとき自分でひとつテーマを決めてて、それが”飛んでる写真”。友達にも、手紙をくれるときにはそういうの見つけたらそれで出してくれ、って頼んであって。部屋に貼ったあとはカードホルダーにしまって、たまに眺めるとおもしろい。飛んでる瞬間って、写真の醍醐味だと思うんだ。いちばん単純なね。普段絶対見られない世界っていうのを静止させてみえるようにするっていうのは。ポストカード売ってるお店を見かけると、飛んでる絵柄のを探すようになってます。でもさ、本当は部屋にポストカード貼るって難しいんだよね。

普通の部屋に貼っても全然おしゃれじゃない。でも俺、単純にかわいいポストカードで手紙もらったりすると、机のところのコルクボードに貼って、しばらく眺めたりしてるよ。あと、バースデーカードとかも。うれしいからさ。前は俺もけっこう手紙書くほうだったから…最近は忙しくなって難しいけどね…あ、あの人にはこの絵柄のカードだったらいいかな、とか思って選んだりしてたんだ。これから片思いの人に手紙を何枚も出そうとする人は、こういうテーマをひとつ決めてみるといいかもね。イヌの絵柄ばっかりとか、食べてる写真ばっかりとか。印象が深くなるから。俺、基本的に物を集めたりとか、特定の趣味を持ったりとかできないんだ。物に執着しないし、かさばるのがいやだし。ポストカードは少し多くなっても大きくかさばることはないでしょ。だからいいなって

 

三輪テツヤ

●万華鏡

 これはきれいなんだ。普通、万華鏡って回してみるじゃない?これは落ちてくるのを眺めるんだよね。そこが画期的なところ。太陽光線が当たるところなんかで見るとすごいよ。万華鏡って、けっこうマニアも多いし、ちょこちょこいろんなところに専門店もあるし、品川のほうには万華鏡の博物館まであるんだって。でも、わかるよ。だって、万華鏡いいもん。リラックスできる。この間テレビかなんかで、万華鏡博士って呼ばれてる人が「万華鏡は時間を見るものだ」って言ってた。だって同じ形は二度とないでしょ?それに簡単に感動した。そのころ俺のまわりで万華鏡が流行りだしてて、たまたま東急ハンズに行ったらこれがあって。こりゃ買うしかないなって思ったね。万華鏡見てたら、何も考えなくていいんだよ。ぼーっとできる。そういう瞬間ってあんまり日常にないからさ。大人になってから初めて万華鏡見たときは、こんなきれいなもの今まで見たことなかった、って思ったもん。万華鏡はいろんな種類があるけど、中に、ガラス張りの八面体をのぞくと、その向こうのものが万華鏡みたいに見えるのもあるの。そういうのはキャンプとか、外で遊ぶときに持っていって、鳥や虫や花なんかを見たりすると、肉眼で見るのとはまた違った不思議な世界に入り込んだみたいになる。滝に太陽が当たってるところをそれで見るとすっごくきれいだもん。今まで一度も見たことがないようなもの、のぞいた瞬間にうわぁ、ってなるようなものが見える万華鏡だったら、なんでもいいから見たいと思ってる。アロマテラピーとかでリラックスもいいけど、万華鏡もいいよ、本当に

 

 

田村明浩

●国産の自動巻きアンティーク時計

 自動巻きっていうのは、例えば、この止まってる時計を手につけると、手の運動にともなって時計も揺れるじゃない。そうすると(←止まっていた時計を手に持ってブンブンと2回ぐらい振る)ほら、動いたでしょ?こういう時計のことをいうの。電池もいらないんだよ。だから朝よく止まってるんだけど。(笑)外国製のはとても高いからさ。国産のほうがチープだし、デザインもかわいいし。これは全部アンティークのやつ。クオーツの時計(つまり電池で動く時計)が出てきたのが84年ぐらいだから、それまではけっこう普通にあったタイプなんじゃないかなぁ。止またら不便はないかって?止まったら振ればいいもん。(笑)いいの、いいの。1分とか2分とか、それくらいは。よく古着屋なんかで時計とかもいっしょに売ってるじゃない。飾ってあったりして。それを見てかわいいなと思ったのがきっかけ。意外といろんなところにあるし。ちなみに2万〜3万円ぐらいで買えます。なんといっても場所とらないし。(笑)気に入ってるから最近よくしてるんだよ。ケースに入れて大事に飾っておく、っていうんじゃなくて、積極的に身につけるほうだね、俺は。いちばん好きなのは…ちょっと前までは黄色のだったけど、今は青いやつ。国産のこの当時のやつって、今イチ一流になれないすばらしさ、みたいなのがあるじゃん?でも、今になってカッコいいってところがいい。今ね、専門店もあるんだよ。だからそういうとこに行ってみたり、あとは、質屋。質屋にいい品物が流れてることがあるからときどき寄って、いいのがあるかな、なんて探したりしてるんだ

 

崎山龍男

●”バチカ”というパーカッションのおもちゃ

 これは”カゲロウの集い”ツアーでいっしょにやったパーカッションの人が持ってて、これで遊んでるの見たらすぐ欲しくなって。その日の帰りにすぐ買って、それからずっと持ち歩いてる。これはパーカッションを専門に扱ってるお店で買ったんだけど、普通の楽器屋さんでもパーカッションが充実してるところならあると思うよ。(直径3cmぐらいのプラスチック製の球体の中にビーズのようなものが入っていて、これをぶつけて音を出す。カシャカシャとカチカチが混じったなんともいい音)俺、昔ヨーヨー買って、チャンピオン目指してたときくらいのテンションが、今自分の中にあるって感じるよ。(笑)でもそのわりには忘れちゃうんだよな、いろんなとろこに。(笑)これで3個目。本当はもっとヒモの部分が長いのね。片方のタマを持って、手の甲をぐるってまわりこんで、もう片方のタマが手のひらに収まって、そこで2つがぶつかって音が出るしくみになってるんだけど、遊んでるうちにほどけてきちゃって、何回もやり直してるうちにこんなに短くなってしまった。この端のびらびらも本当はないの。これはハマるよ。飲み屋でウケるし。(笑)そのパーカッションの人はそれこそコンサート会場で廊下歩いてるときにだってやってるから、近寄ってくるとわかるんだよ。だんだん音が大きくなって、そして遠ざかっていく。(笑)いつでもこれを持ってるとリズムを表現できるような気がするのね。結局バンドでリズム奏でるのも普段からこうやってやるのもいっしょ、自分の中にあるものだから。リズムを奏でると気持ちいいもんだし


文−江頭優子

 

日本の名曲選

●邦楽の思い出深い曲を集めた、スピッツ・オリジナル・オムニバス盤。(6月号)

 

『スピッツの清酒運12連発』

@ぶっちぎりロックンロール(横浜銀蝿) A地球へ Bブルー(渡辺真知子) C美・サイレント(山口百恵) D勝手にしやがれ(沢田研二) E悪女(中島みゆき) F不思議なピーチパイ(竹内まりや) G前略、道の上より(一世風靡) Hバレンタインデイ・キッス(国生さゆり) I失恋レストラン(清水健太郎) J私MAIRUWA(山本ゆかり) Kゴジラのテーマ

 

@

 16歳のころ、いたずらして1日か2日学校を休まされたときに聴いてた曲。この曲を聴いて自転車に乗って出かけた

 もちろんガニマタで

 

A

 中1のとき、遠足のバスの中で、俺と田村はこの曲をアカペラで、前奏から全部歌ったんだよね

 「地球へ」って最近マンガ借りてきて読んだんだ。すごくおもしろい

 

B

 渡辺真知子さんのシングルの中でこれがいちばん好きだった。当時の歌謡曲の中ではメロディが少し変わってて、自分ではかなり影響受けたと思ってる

 

C

 口だけパクパクしてね、歌詞がわからない部分があるの。”あなたの○○が欲しいのです”ってところ。「ザ・ベストテン」で何を言ってるのかを明かすっていう日があって、それを一生懸命メモってたという(笑)恥ずかしい思い出がある1曲

 

D

 小5のキャンプで各クラスで出し物をやるとき、俺がこの曲の替え歌で「5年2組がんばれ」みたいな曲を作って、みんなで歌ったんだ

 

E

 いまだにカラオケで歌う。本当に好きだったのよ。小学校5、6年のころ、オールナイトニッポンとか聞いてたときのころ思い出しちゃう

 

F

 オヤジが転勤族だったからよく引っ越してたんだけど、小5になる春休みに茨城の水戸から群馬の前橋に移ることになったのよ。当日は家族全員で車で移動して。不安と期待が入り混じった複雑な心境でさ。で、車の中で聞いてたラジオのベストテン番組で、この曲が1位だったんだよね。曲もいいしさ、頭の中に焼きついてる。この曲を聴くとあおの道のりを思い出す

 

 

G

 俺の高校(男子校)では文化祭の後夜祭で大フォークダンス大会をやってたの。隣の女子校の人とか呼んでね。みんなすごく楽しみにしてたんだけど、俺は絶対やりたくないって思ってて。真ん中に火を燃やしてるわきで、俺はラジカセでこの曲をかけてバック転してた。ズボン破けちゃって、破れた学生ズボンでバック転を続けた俺(笑)

 

 

H

 大学の合格発表で東京に来てて、2次試験で落ちて。複雑な思いでいたのね。何気なくテレビつけたら『夕焼けニャンニャン』やってて。ちょうと2月14日。本当の歌詞は♪あしたは特別スペシャル・デイ、なのに、その日は♪今日は――、って歌ってくれて。そのときすごくこの曲が好きになった。いまだに流れてくると胸が痛い気がする。当時の自分がダーッて思い浮かぶから

 

I

 初めて自分の小遣いで買ったシングル。友達に「(清水健太郎に)顔が似てるね」って言われて買ったはいいけど”失恋”って意味がわからなくて、「失恋って何?失恋…レストランで?」って考えながら聴いてた

 

J

 高校生のころ、山本ゆかりさんってアイドルが福岡のデパートに来たことがあって、学校の帰りに見に行ったのね。去年、FM富士の番組出て、パーソナリティの人といろいろ話してたら、どうもこの人が山本ゆかりさんらしい、と。10年ぶりに劇的な再会を

 

K

 小さいころ、当時ゴジラに夢中になってた俺は、鼻唄でこの曲を歌いながら海を歩いてて、深いところにはまって、溺れた(笑)


文−三浦麻旅子

 

マサムネ愛してるの響き

●大阪のFM802でマサムネくんがやっている『MUSIC GUMBO』(木22:00〜24:00)。96年2月中旬〜3月中旬の語録の一部を。(5月号)

 

●スカート・フェチ!?

 (TONGARIツアーの)MCで、ひとりひとりフェチ話、自分は異性を見るときにどこが気になるか、とかいう話をして。田村がね、女の人の耳たぶが好き、なんて言ってて。テツヤはまゆ毛が気になるらしいですね。あと崎ちゃんが、ちょっとたくましい肩の女の人が好きだ、なんつってて。で、(キーボードの)アカシさんは、男の人の細長い指を見るとドキッとする、というような話をしてました。ちなみに僕は、普段あんまりスカートをはかないような女の子がスカートはいてきたときとかが、けっこうきになってしまうという…。

 

●マサムネ女装す

 高校生のころ修学旅行の余興みたいので、『ザ・ベストテン』に出てくる歌手のモノマネを、カラオケに合わせて歌おうということになって。で、俺ねぇ、スカートはかなきゃいけなくなったことがあったんですよ。ほいでスカートっていっても、クラスの女の子の制服を借りたんですけども。(笑)1回はくとさぁ、あの、1枚の布の中で脚がフリーになる感じが、ものすごくヘンな気がしてですね、それ以来一度もスカートをはくことはなかったんですけども。当たり前か。(笑)スカート以外だとね、最近夏とかに、おヘソ出して歩いてる女の子いっぱいいたでしょ。ヘソ出すつもりじゃない人がですねぇ、ワーッと伸びとかして思わずヘソが見えたときに「あら〜、見ちゃいかんもん見たな」という感じで、ドキドキしてしまってですね。大変なことがありましたけどね。(笑)

 

●声

 僕はもともと声が高いんですね。だからあんまり低くてドスのきいた声が出ないというのが、初めは逆にコンプレックスというか。僕の好きなボーカリストがイギー・ポップとかね、ちょっとドスのきいた低音でシャウトできるようなタイプだったんで。だから、僕のように歌いたいというのは、それもいいんですけれども、自分の声の特性を生かした歌を歌えるほうになったほうがいいんじゃないかなと思って。まぁ、だれかのマネするってのもすごく勉強にはなると思うんです。僕はちなみに、高校のときやってたコピー・バンドはチェッカーズとかね、フミヤさんの歌い方とか、あと、アース・シェイカーというハードロック・バンドのボーカリストの歌い方とか、ちょっとマネしたことはあります。そういうのが血となり肉となり、自分の歌い方に到達すると。まぁ、僕はまだまだ勉強不足だなと思っているんですけども。

 

 

●チーターズの思い出

 田村と出会って、いちばん初めに組んだバンドはチーターズって名前で。3人編成のバンドでね、僕がギター弾いて歌って、ベースの田村、ドラムのAくん、という3人。当時ね、「365歩のマーチ」とか「いちご白書をもう一度」とか、そういった曲をロックっぽくアレンジし直してやってみようかなんつって、やってたんです。初めてライブやったのが、大学の音楽サークルの七夕コンサートみたいなの。で、本当に僕ら下手くそで、そのテープがあったら世の中から抹消したいぐらい下手くそだったと思う。やっぱ、歌ううたってると手が動かないし、手に集中すると歌えないっていう。今もそんなに得意じゃない、やってますけど。(笑)初めてその3人がスタジオ入って合わせた曲は、ステッペン・ウルフの「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」とローリング・ストーンズの「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」。今からは想像がつかない。(笑)

 

●春

 年度末、年度明けっていうのは、毎年毎年僕は学生のころの後遺症で、ちょっと憂鬱で不安な日々になっちゃうんですけれども。ソワソワするよね、なんだか春っていうのは。人間は発情期のない動物って言われてるけど。だけどね、心のどっかにね、発情期っていうのは残ってるんじゃないかなって。春になると毎年ソワソワしちゃうから、そのへんがあるのかぁなんて思ったりします。

 

●”マサムネくんと目が合った”?

 「2月19日のコンサート、すっごいよかったですね。私はお母さんと行ったんですけど、お母さんはお父さんに「マサムネくんと目が合った」などと言っています。2階席だったのに」――それはね、本当に目が合ったかも。けっこう会場によってはね、2、3階席のお客さんもハッキリ見えることがあるんですよ。だからあながちこれは大げさなことじゃないかもしれない。はい。(笑)

 

 

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