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1998.5月号 H

文−斉藤まこと


草野マサムネ−

トータス松本−ト

PUFFY 亜美−亜

PUFFY 由美−由

 

草野マサムネ、トータス松本&Puffyの夢の4ショットが実現!

Puffy初のフル・アルバム『ジェットCD』に深く関わったマサムネ、トータスが「レゴの家」で亜美由美とダブル・デート!

全12ページの「その後の男の子女の子」大特集です

 

 初のフル・アルバム『ジェットCD』をリリースしたパフィー。スピッツのニューアルバム『フェイクファー』とパフィーのシングル「愛のしるし」をほぼ同時タイミングで世に送り出した草野マサムネ。ドラマ『お仕事です!』のタイトル曲「まかせなさい」を完成させたばかりのトータス松本。

 おそらくは、日本”忙しい人ランキング”の中でもかなりの上位にランキングされそうなこの4人の撮影スケジュールが奇跡的に合致! 3月25日の夜半、無事同じテーブルに着くことが出来ました。

 しかも、今回のテーブルは扉ページでご覧いただいている、レゴ卓。これは麻雀みたいにレゴを一人一人が作りながら話ができるかなかなかグッドな代物で、ここで4人は巨大レゴ人形に囲まれながら、手先をチャカチャカ動かしつつ、かなりレアな話を聞かせてくれました。

 パフィーの『ジェットCD』の中では、マサムネが「愛のしるし」、トータス松本が「ネホリーナハホリーナ」とそれぞれ楽曲提供していますが、さてこのナイーブな男性ふたりは、パフィーという時代の子に対してどんな意識を持っているのか? また亜美由美はちょうど一世代上のこの二人のサーティーボーイズをどう見ているのか? 見どころ・読みどころ満載の12ページです。

 

--じゃあ、まずは出会いから。

亜 出会いはですねー、草野さんとパフィーちゃんは大阪でお会いしたんです。民生さんのツアーにちょっと出させてもらった時に、夜、打ち上げで飲みにいこうって時に草野さんもその店にいらして、そこで初めてお会いしたんですよ

 その時はこんな人気者になるとは予想してなかった

由 まだぷっくりしていた頃のパフィー

 え、痩せたの?

由 痩せましたよ! 見た目だけ。体重変わらんのですけど。それでトータスさんにお会いしたのはですね、『amiyuki』のレコーディングの時にね、ウルフルズのビデオを観てて、「うわぁー、面白いビデオだな」って思っとって、たまたま同じスタジオでレコーディングしてて、お邪魔しに行ったんですよ

亜 その時、民生さんが初めてウルフルズの方々にお会いした時でもあったんですよ

ト そう、そう

由 それで「今からちょっとウルフルズのとこに行くけど、行く?」って言われて、「是非っ!」って

亜 で、カレー味のせんべいを手土産に持って行ったんですよ

ト あの時、すんげー恥ずかしかったよ俺。民生さんに会ったのも初めてだったし、あの時。すんごい照れたよ、民生さんに会うの。なんか民生さんが雑誌とかで、すごいウルフルズのことを褒めてて。それで逆にすごい照れてね。恥ずかしくて。そしたら知らん女の子も連れてくるから余計、恥ずかしかった。そん時は「何者か?」っていう感じでしたよ。全然知らんし

 

--パフィーはスピッツとウルフルズに関しては、デビュー前から知っていたんですか?

由 めちゃめちゃ存じ上げてましたよ

亜 存じ上げですよ。まずスピッツはCDを借りたんですね、マネージャーさんが持ってて「これスゴイいいんだよ。俺、全部持ってんだけどさ」って貸してくれて。そん時、まずCDもらった時って裏の曲順見るじゃないですか、曲のタイトルを。その時に一番最初に見たのが「ウサギとバイク」

 「ウサギのバイク」

亜 あ、「ウサギのバイク」。それが入ってるやつで「もう何よ、好きなもの二つも入ってんじゃん」って(笑)。それでウサギの絵がタンクに描いてあるのを想像してしまって。で、「いいじゃなーい!」って

 タイトルだけで(笑)

亜 素晴らしかったですよ

 

--じゃあ、パフィーから見たウルフルズ。

亜 いやー、なんと言っても、あのビデオが衝撃的過ぎて

由 ビデオに感動して、どうしても会いたかったですよね。あれ何でしたっけ、「すっとばす」が入ってるビデオって?

ト 『ウルフルV』

由 そう、それを民生さんがスタジオに持って来て、ずっとレコーディングの時、流してたんですね

ト やっぱ、民生さんのウルフル・モードだった頃やな

亜 そうです、そうです。「ウルフルズいいよー」とか

由 「うわー、面白ろ、スゴー」って

亜 そしたら、ちょうどトータスさんとかウルフルズの皆さんがファックスをくれたんですよ、民生さんに

由 そうだ、そうだ

亜 そのファックスに「いずれお会いしたいと思います」とか書いてあって、「おっ、こう言ってるし、会うしかないな」っていうことになって

 

--なんかすごい自然な繋がりが出来てますよね。民生さんもマサムネさんもトータスさんもみんな、世代的にも同じですよね?

ト そうですね、(民生さんが)一こ年上。草野が俺より一こ下やねん

 

--60年代後半チーム。

ト そうですね65、66、67で

 そうっすね

 

--で、実際の仕事っていうのは「ネホリーナハホリーナ」が最初なんですが、我々から見ると。あの経緯は?

ト いや、僕らはもう、だってパフィーは民生さんが一生懸命面倒見んのやって思ってたから、そんな曲の発注なんてくるなんて思わないでしょ。それで二人がソロやり始めたじゃないですか、ソロやりだして違う系統の曲歌い出したから、なんかちょっと「もしや」っていう感じはなんとなくあったけど。「曲を書かしてくれたらおもろいな」って思ってました、正直言ったら。女の子が歌う歌なんて、あんま書かないじゃないですか。そういうのおもろいなって思ってましたよ。そしたらほんまに、ある雑誌で曲書いてくれって言われて

 

--いきなり言われて、やらざるを得ない状況。

ト ちょうどツアー中でね、島根で雑誌を見たんですよ。「あちゃー」っていう。速攻、草野くんに電話したもん。「草野くんはやるのー?」って。「やるの、草野くん? 本当にやる? 草野くんやるなら俺もやるけど」って

亜 仲良し(笑)

ト そしたら草野くん「やる」って言う。「曲のストックもあるから、あげる曲はある」って言うから、「そりゃなー、俺は書かなあかん、ストックないしなー」って

 「愛のしるし」はなんか初めスピッツでやろうと

ト あ、してたん?

 思って。でも作ってる途中で「これはパフィーだと自然かな」って思いつつ、何も言わずにバンドの新曲の曲出しの時に…。「なんとなくパフィー、かなぁ?」っていう話をしたら、みんなも「あーっ」って感じで

ト へぇー、そういうことがあったとはな

 

--じゃあ、二人はけっこう『ジェットCD』が出来るまでつめて関わったみたいな?

ト 僕は一応、一通り全部、ある曲は聴かせてもらいました。曲持っていった時に

 俺は、エンジニアから。なんとなく聴かせてもらった

 

--どうですか『ジェットCD』をお二人から批評すると?

 月並みだけど、あのね、なんとなくね、これ言っていいのか分からないけど、昔、(ユニコーンの)『服部』聴いた時の感じにちょっと。近いっていうか…。”民生全部”、”民生色”っていうわけでなくて、いろんな人が入ってる感じですよね、うん。なおかつ、なんて言うの、歌い手の個性が凄い強いから聴いていて飽きない

 

--トータスさんは?

ト うん。おんなじ、でも作る時は、それはスゴイ考えたわ。パフィーが気に入ってくれるかなぁ?っていう

亜 ですかね?

ト それ本当に思ったよ

 「もしかして我慢して歌ってるんじゃないか」って

ト そう、そう

亜・由 えぇー!?

ト 「出来る事なら好きで歌って欲しいなぁ」って思って

由 「ネホリーナハホリーナ」はもう、ワホワホ言いながら喜んでいたのに

ト でも、結構あったなー…。どんな曲、作ったらいいのかなって半分煮詰まりかけたもんな。「いや、こんな事で煮詰まってはイケナイ」って

 自分で(笑)

ト 色々考えながら、結局書いたけど

由 やっぱそういう事思うんだ

ト 思うよ。思う思う

由 初耳

亜 なんか意外

ト イヤー、思う。本当に、思った。だから書き出すまで結構かかった、俺の場合は。「さあ書くぞ」っていうまで。でも書いたはええけど、持って行ってもなんか「聴かれたくない」みたいな

 

--照れる?

ト 照れますよー! もう、どうしようかと思いましたもん

 

--民生さん、何て言ってました、最初に聴いて?

ト なんかテープ終わって、ガチャって止めて、「ありがとうございます」ってお礼言われて、それで終わりです

 聴かされている方も照れくさくなってるんじゃないの?

ト なるよねー

 よくレコード会社とか事務所とかの会議室で聴いてて、関係ない人が「コンコン、あっ!」って一瞬でも聴かれたらすんごい嫌だよね。「あー」って歌ってるテープを。鍵締めといて!って

ト そうそう、あれ辛いわー…詞書いた? 今回

亜 書きましたよ

ト その詞を初めて歌う時に恥ずかしくなかった?

亜 恥ずかしいですよ

ト それですよ、それ

亜 はい、はい、はい

ト あれ嫌やろ?

由 うん嫌ですね

 

--二人、一曲ずつ作詞してるんですよね。

 歌詞は恥ずかしいよね

ト 結構、行ったり来たりするよね。もう見て「うわ、いいの出来たな」って思う反面、五分くらい過ぎたら「うわっ、最低の詞ちゃうか」って思ったりとか。行ったり来たりするよなー

 大体、歌詞とかって夜中に出来るから

ト そう、そう

 

--日記みたいなもんなのね。

 そう、夜中に書いた思いのたけを昼に見たら「なんや、これ」って

由 (笑)

ト 「とりあえず詞が出来たから歌ってみるけど、聴いてて」って言って歌ってみてトークバックで何も返事がない時とか、なんか嫌な感じやよね。歌ってみて、何も反応が無い時。「うわー、アカンのかな」って。でも発注なんてやれると思ってなかった、自分が

 でもかえって新鮮でね

ト 人に曲を提供したりするなんて、考えてなかった世界って思わへん?

 デビューしたいとは思っていたけど。でも最近、ちょっと興味あるんだよね

ト あ、俺も。あれ以降は

 多分ね「スピッツみたいな曲を歌いたい」とか言われてもダメだと思うんだ。そういうのでいいのは自分で歌うから。たとえばDA PUMPとか。folderとかああいう感じの人とかに。ああいうのだったら絶対に自分じゃ歌わないから。たまにそういうのが浮かぶ時も。いろいろ音楽とか聴いてると、たまに自分じゃ歌わないけどアイデアがぽって浮かぶっていうのがあるから

 

--なんか、皆さんに共通するっていうのは、嫌なことやってる感じがしないってことだと思うんですよね。無理にやっている感じがしないって共通項じゃないですか?

ト パフィーはそこがいいと思うもん、やっぱり。変に芸能界じゃないところが、自由にやってる感じが

由 やらせて頂いて

ト 民生さんがそういう人やから、多分。だからそういう風になるんやと思うんだけど

由 めちゃめちゃ有り難いです

亜 だって民生さんは「もしそういう嫌なこと、つまらないことがあっても楽しくすればいいんだ」って言うんです

 お父さんみたいだなぁ

亜 お父さん(笑)。「そういう時はどうすればいいんですか?」って聞いたら、そうやって言うから。「じゃあ頑張ります」って

ト そういうことも言うんや

亜 そうなんです。でもそれは私が聞いたたった一言なんですけど

 たった一言

亜 この長い間で(笑)。いっつも明るいんですよ、民生さん。毎日スタジオに来て、毎日、毎日「うわーははっ」って。だから「嫌なことってないのかな?」って思って、そいで聞いたんですよ。「民生さんって嫌なこととかってないんですか?悲しかったりしないんですか?」って聞いたら、そしたら「そんなもんあったら、お前、楽しくすればいいんだよ」って言い放たれた(笑)

 今、すごい心を…

亜 グッときました? 自分で変えていかにゃいかんのよって言ってて

 明日からテレビの収録があるからね。楽しい事だと思いながら

ト そうか、そうか。偉いな民生さん。いいなぁー

 

--自分の曲がパフィーで歌われると、やっぱりテレビとかラジオで流れてくるじゃないですか? ああいう時の印象ってどうですか?

 いや、もう自分の曲じゃないみたいな感じですね。っていうか、今まで遊佐未森さんとか辺見えみりさんとか、俺の歌を歌ってたけど、一回俺が歌ったことあるから、全部。だけど今回、俺が歌わないでパフィーがそのまま歌った曲だから、俺の曲っていうよりは、パフィーの曲って感じですね

ト はぁー

 ラジオとかで自分の曲が流れるとたまに恥ずかしくて、他の局に変えちゃったりするんだけど、愛のしるしはスゴイ楽しく聴ける

由 良かったなー

亜 良かった

 

--じゃあ、最後にマサムネさんとトータスさんから見た女性アーティストとしてのパフィー評を。

 すごいオジサン的に見ると、すごい深く見れますね

 

--どういう風に?

ト なんやなんや、深くって(笑)

 気持ち悪いって思われたら嫌だな

一同 (笑)

 どっちかって言うと、他の女性アーティストと比べたら、あんまりセクシュアリティーを前に出している方じゃないじゃないですか

由 確かに

 それを逆にエッチに感じちゃう時もあるし。だからUAとかになると、セクシュアリティーがスゴイ前に出ているから、逆に健康的に感じることが

亜 エッチですか? こんな顔テッカテッカですよ

 でも、たまにスカートはいてる写真見ると「およっ」って思う時があって

亜 狙い通りですよ

由 良かったズボンばっかはいてて(笑)

ト バックリ、ハマってる

 ハマってる、ハマってる。しかも亜美ちゃんの方はスカートはいてもあんまし不自然じゃないんだけど

亜 そうですか?

 彼女がはくと…

亜 そうだよ、イメージ的に…

由 作戦通りや! 半年に一回くらいのペースではいてこ

 逆に亜美ちゃんが皮パンとかはいてる時の方が「おっ」って

亜 皮パンはいてこっ!

 頭の中で着せ換え人形みたいにしちゃう。いろんな人でやっちゃうんですけど。またこういうこと言うと「変な人だな」って思われて…

ト 大丈夫、大丈夫

 

--トータスさんはどうですか?

ト 僕ねぇ…そうねぇ、あのー、僕等の世代はピンクレディーっていうのがいて。ピンクレディーは「俺はミーちゃんの方がいいな」とか「俺はケイちゃんがいいな」っていうのがもっとハッキリ分かれていた気がするんですよね。パフィーはあんまり、そんなにハッキリ分かれてないような気が。例えば、ミーちゃん好きな人はケイちゃんがあんまり好きでないっていうよりも、嫌いっていう位、それくらいキツイものが…

 あー、派閥が分かれちゃうんだよね

ト パックリ分かれてて、ピンクレディーとして見てるよりもミーちゃんばっか見てる奴とか、ケイちゃんばっか見てる奴とかいたような気がするんですよ。それってやっぱり二人が同じような服着て、同じような踊り踊って、なんかそうすればするほどね、ピンクレディーっていう一つのモノにしようとすればする程、そうなっていったと思うような気がするんですけど。なんかパフィーっていうのは元から二人一組っていう感じがなくて、もっと逆に自由にやってる分、余計パフィーとして二人でいる、どっちが好きっていうよりも、「パフィー全体の雰囲気が好き」っていうか、そういう人は多いと思うんですよ

 

--”パフィー”って人格みたいですよね。

ト そう、そう

 それ感じる

ト それが スゴイいいなと思いますよね

 

--不思議ですよね。

ト しようと思って出来ないっていうところじゃないですか

 

--ソロまでやってるのにね。

ト そう、ソロまでやってるのに。二人はすごい合ってるんやろうし。全然違うじゃないですか、キャラクターが

 

--違うから掛け合わせて一つ、みたいな…。

ト と思うんですよ。それはスゴイ感じますね

由 そうなんだ

亜 いい話だ

ト それで僕がスタジオに歌入れに立会いに行った時に、なんか由美ちゃんのほうは「アホウ」って呼ばれてるんですよ。あれはスゴイおかしかったなー。あれは何なの?

 

--日常語として?

由 あの、けっこう「アホウ」とか言われますよ。あんまし名前とか、「じゃあ君は」とかじゃないですね

亜 あのレコーディングの時はですね、確か「トシ」と「ホネ」だった

由 そう”トシ”の方と”ホネ”の方とか

一同 (笑)

亜 私が年なんで”トシ”の方で、由美ちゃんは骨折したから”ホネ”ので

一同 (笑)

亜 歌詞カードとかに「こうやって歌いなさい」って書いていただけるんですけど”トシ○””ホネ○”って、「ハイ、トシ! ハイ、ホネ! いってこい!」「はい、トシ、オッケー!」って

 

--「トシ終わりましたー」みたいな(笑)。

ト あれおかしかったなー

 イキナリ直球ですねぇ

ト なんかあれですよね、現場見て思ったけど、なんて言ったらええんかな? なんかね、作ってそうで作れない雰囲気あるんですよ

 

--それが、微妙なところが成立してるのが面白いよね。

ト それがね、僕はすごい魅力を感じましたね。それぞれのね、仕事の現場にあると思うんやけど、そういう空気は

 

--場と言うか…。

 スピッツの現場には、そういう作ってはできないスピッツの現場の雰囲気っていうのがあって。それがガッチリありましたね。作ってやってるんじゃないっていうのは分かっていたんだけど、それ以上に感じたっていうのはありましたね

 

--二人の究極のパフィー論。

 俺のパフィー論、なんか浅い感じだね(笑)

ト 全然そんなことないよ

 

--じゃあパフィーのお二人からトータス松本評、草野マサムネ評を。

由 トータスさんはね、なんかこう…

ト いや、僕はやめて下さい

由 (自分が)女性やからですけど、もし男性やったらめちゃめちゃ羨ましがると思いますよ

 

--羨ましい…。

由 普段どういうことされてんのとか、そこまで知らないけど、私がお見受けするトータスさんを想像するかぎりでは…

 

--丁寧語ですね。

由 そうです。私は女性やから、女性なりにしか出来ない事ってあるやないですか。でも、なんかこう、同性だったら「あー、トータスさんって羨ましいな」って、思うような生き方をされてるんじゃないかしらと思いました

 

--なるほど、同性から羨ましがられる…。

由 異性からだと、やっぱ「男性しか出来へんことやな」って思って諦めがつくんですけど。そういうイメージがありますね

亜 そうですね、私はね、そうだな…うーん、なんて言うんでしょう。難しいですね。見てるとポッとする

 

--ポッとする? 何故?

ト (笑)

 

--それ民生さんに感じるものとはまた違うの?

亜 でも、先程も「一個ずつ年が違う」って仰ったじゃないですか。で、以前トータスさんに『パパパ』に出て頂いた時に、トータスさん脱ぎました。パンツ一丁でした。そのボディを見て「これは一年の差じゃないだろう」っていうことを思ったんですよ

 

--(笑)。

亜 今日、草野さんにお会いしてみて「これは二年の差じゃねぇだろう」って思って

一同 (笑)

亜 確かに去年から…。民生さんとはお会いした時からああだったんで…

 

--民生さん、意識的にそういう風に向かっているような気も。

 でも民生さん、ユニコーンの時は童顔で売ってたんですよね

亜 そうですよねー

ト ジャケットはすげー童顔で。で、テレビとかでライヴシーンとか観たら怖い顔して歌ってて。「この人は一筋縄ではいく感じじゃないな」って思った覚えはある。「見た目と違うぞ、この人は」って

亜 そうなんですよ。そういうことを考えると…。だから、民生さんにも言ってたんですよ。「トータスさん、この間見たら、ここがシューっとしてムキムキでしたよー」って。そしたら「お前もアホやねー。この腹の魅力を分かるようにならんと、ダメなりよ」って

一同 (笑)

 

--「まだまだ青いなー」って(笑)。

亜 「この魅力を分かるくらいになんなさい」と、逆ギレされたですよ(笑)

ト でもその話されたら民生さん照れて「俺そんな事言ったかなー?」って(笑)

亜 そん時、トータスさんもいたもんだからね

ト あれはおかしかったなー。「そんな事言ったかなー?」って

亜 私にとって、草野さんもトータスさんも、民生さんと、なんて言うんでしょう? こう見ている視線は同じなんですね。誰がどうとかじゃなくて。で、年代的なものもあるのかもしれないのですけど、どうしてもこう、御三人をですね、「ここはああなのに…」とか、全て奥田先生に向かっているんですけど(笑)。「ここの部分はああなのに」って

 自分の彼氏を人の彼氏と比べるような…

亜 彼氏っつーか(笑)

由 逆ギレされちゃうの(笑)

ト でもそういう関係っていうのは、羨ましいと思うよ、僕らから見たら

亜 そうなんですかね?

ト 民生さんとそこまで色々な事を。くだらん事でもね

 ざっくばらんと

ト ざっくばらんと言い合えて。で、民生さんもいい加減なことばっかり言って。客観的に聞いていると楽しそうな

 

--時に深かったりね。

亜 楽しいは、楽しいです

ト 見ている人も羨ましいみたいな感じだと思うな

 

--そういうもの全体が伝わっているから、パフィーの事をみんなが好きなんだと思うんですけどね。

亜 でも本当に楽しいですよね、あの現場で、最近は民生さんに「めちゃめちゃオッサンや」とか「さむっ!」とか言うと、開き直るんですよ(笑)

ト でも、あの感じでオッサンになれてんのは羨ましくもあるんだけど

 完璧にね

 

--意識的にやってるよね。「カッコ良く枯れていこう」っていうのがあるんじゃない、彼の中には。

 意識的にやってるのかな?

ト 根本的には絶対、趣味というか感性というか、近いところにあると思うんですよ。だから多分、良いんですよ。例えば映画を一緒に観に行くことになったら、この四人で映画を観に行くことになったら、なんか似たような映画を観るような…僕が高校二年の時に付き合ってた女の子なんか「映画観に行こう」って言って「何が観たい?」って一応聞いたら、『積木くずし』って言うんや

一同 (笑)

ト 『積木くずし』。しかも立ち見で観ましたからね

一同 (笑)

ト 「?」だらけになって。「こんな映画、観たい? 俺、この子、好きやけど、『積木くずし』ぃー!?」みたいな

 渡辺典子のやつ?

ト そう、そう、劇場版のやつ。お父さんが藤田まことの。あれを立ち見で観たもん。あれは、嫌やったわ、ホンマ

 

--それはくるね…。

ト そういうところに魅力は反映していてきますよね

 

--それは、引いちゃうよね。そういうこと無さそうですね、この四人は。

ト そういうのはないです

 

--一緒に楽しめそう。

ト だから興味が失せないですよね。だから自分らと似たような感性の人達が、どんな音楽をやろうとしているんやろ? とか、どんなレコードジャケットにするんやろ? とかね。ツアーでどんな曲目やるか? とかスゴイ興味ありますよね

 

--なるほど。今日はかなり良い話を色々と聞けました。最後の「積木くずしスペシャル・ボーナストラック」っていうのが。

由 いやー、良かったわ

亜 良い話だ

ト ショックでしたよ

 ショック? そこまで?

ト すごい可愛くて、すごい好きやったのに…

 

--えっと、じゃあ、最後に作ったレゴのタイトルを。

ト 無意識に作るとこんな訳分からんものに

 

--無意識(笑)。

由 私も無意識やったから、こんなもんになってる

一同 (笑)

 新たなる創作意欲が

 

--亜美さんのこれいいですね、ドクロの天使が。

亜 あと、どこでもドアも作ったよ。これ、のび太くん

ト 僕もこれ一応、意識して作ったんですよ

 『スター・ウォーズ』のロボットみたい。R2−D2

 

--トータスさんはやっぱりロボット系に向かう。

ト そうですな

 

--マサムネさんは乗り物系に向かう。スター・ウォーズくさいですね、世界が。

 ちょっとパチモンくさいの

ト 草野くんって、コンパクトに収めようとするね。小さくて密度の濃いもの作ろうとしてる。俺は大雑把に大きさで勝負しようとする

 人間の小物さが出てるっていう感じじゃない?

 

--(笑)。

ト これ、性格出るよ。レゴ、思いっきり

 

--亜美さんはやっぱりキャラクターに向かうんだ。

亜 あー、そうですね

 あー、それいい!

ト それいいよ、そのアイデア!

由 それ眼鏡?

亜 眼鏡

由 あんたも性格出てるよ(笑)

 

--由美さんは何なんですかね?

ト 俺と由美ちゃんは精神分裂気味だ(笑)

由 これ? これ結構、頑張ったんですよ

ト 関西の血がね(笑)。精神分裂気味やな、二人は

由 でね、飛び物

ト 今日は童心になれない奴がなれたみたいやな

 なれた、なれた。僕、戻れた。嬉しい

ト 久し振りに戻れたね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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