<ニュース要約>
ドクターヘリ東名高速に着陸 去る6月18日午後、東名高速道路上り線の牧ノ原付近でトラック1台と乗用車5台が関連する多重衝突事故が発生、静岡のドクターヘリ2機が出動して本線上に着陸、救命医療に当たった。
消防機関に119番通報があったのは13時54分、救急隊と救助隊が出動したのは14時01分。同13分に静岡県西部ドクターヘリに出動要請があり、ヘリコプターは4分後に聖隷三方原病院を離陸した。救急隊と救助隊は同23分に現場到着。ドクターヘリは現場に向かう飛行中、東部ドクターヘリ(順天堂大学附属病院)にも応援を要請、35分に本線上に着陸、直ちに現場治療を開始した。
事故による死傷者は5名。先に着いた西部ドクターヘリ・チームは、トリアージと初期治療により、死傷者1、重傷者1、軽傷者3名と判定した。そのうち、心肺停止状態の1名については救急車で近くの病院へ救急隊のみで搬送、他の負傷者の治療をしているところへ東部ドクターヘリが到着、本線上に着陸した。
両チームによる現場治療の結果、重傷者1名を東部機で静岡市内の救命救急センターへ搬送。西部機のチームは現場に留まって救急処置を継続、救命活動の最終確認をした後、患者は救急車にあずけて帰投した。
西部ドクターヘリを運航している聖隷三方原病院の岡田眞人・救命救急センター長は、初の本格的な高速道路本線へのドクターヘリ出動となった今回のケースについて、「高速道路における多重衝突事故で多数の負傷者が出たケースとしては、ドクターヘリを活用して理想的な対応ができたと考えています。また着陸した本線は2車線部分でしたが、5月28日に実施した訓練で確認した着陸方法により、安全に着陸することができました」と語った。 (「日刊航空通信」、2005年6月21日付より要約)
(JSAS、2005.6.22)
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