<紀伊民報>
和歌山県ドクターヘリ定着 和歌山県のドクターヘリ出動件数が、導入から3年半で1,000件を上回った。順調に実績を伸ばしており、県は「重篤患者の日常的な救急治療手段として定着してきた」と話している。
和歌山市内の県立医科大学付属病院にドクターヘリが配備されたのは2003年1月。ヘリコプターには医療機器を装備し、医師と看護師が同乗、県内どこも片道30分以内で到着できる。
県医務課によると、出動件数は2002年度35件、2003年度265件、2004年度338件、2005年度341件と年々増え、今年6月末で累計1,064件になった。
ドクターヘリの治療を受けた患者は、基本的には県立医大が収容するが、4月から救命救急センターを開設した田辺市の南和歌山医療センターへも飛ぶようになり、6月末までの3ヵ月で6人を収容した。
運航時間もこれまで午前9時〜午後5時(夏場は午後6時まで)だったが、4月から始動を午前8時に早めた。これにより午前9時以前の利用が5件あった。
運航の内訳は、消防からの要請で患者がいる場所に向かう現場救急が728件、病院間搬送が336件。患者の症状は中枢神経系、心血管系、呼吸器系などの内因性と外傷、熱傷など外因性がほぼ1対3の割合。
現場別では、紀北が半分で、紀中と紀南が4分の1ずつ程度という。
県医務課によると、ドクターヘリの導入は全国で7番目。現在、全国9道県が導入している。年間の出動件数は昨年度で全国7番目に多かったが、人口比にすれば最も多く使われている。
県医務課は「ドクターヘリは早期治療ができることから、一刻を争う状態で命が救われることもあり、後遺症の軽減にもつながっている」と話している。(紀伊民報、2006年7月30日付より要約)
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