<西日本新聞>
ドクターヘリ九州道着陸へ 久留米大学病院高度救命救急センターに配備されているドクターヘリが10月1日から、九州自動車道の太宰府〜久留米間の本線上に着陸できるようになる。全国初の試みで、事故現場に直行できるため、負傷者の救命率の大幅な向上が期待される。
高速道路への着陸は、2次災害の危険があるなどとして実施が見送られてきた。しかし救急車が渋滞に巻き込まれて現場到着まで時間がかかっていたことや、いち早く導入した欧米諸国で事故の死者数が半減したことなどから、警察庁など関係省庁が2005年8月、国内でも実施に踏み切ることで合意。各地でヘリを使った災害・事故救出訓練を行い、運用の手順づくりを進めてきた。
久留米地区では、ヘリコプターと警察、消防との連絡をこれまで以上に緊密にすることで安全を確保し、実施にこぎつけた。これにより、ドクターヘリで駆け付けた医師が従来と比較にならない早い段階で治療に当たることができるうえ、負傷者を救急病院に搬送するまでの時間も大幅に短縮できる。
同センターによると、九州道では日中だけで年間10件前後、ドクターヘリが出動した方が良いとみられる事故が起きているという。坂本照夫センター長は「現場に救急専門医がより早く到着して初期治療ができ、救命率の向上と後遺症の軽減につながる」としている。(西日本新聞、2006年9月30日付より要約)
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