<日刊航空通信>
久留米大学ドクターヘリ高速道に着陸 もはや一と月ほど前になるが、去る6月28日、福岡県久留米大学病院を拠点とするドクターヘリが、交通事故を起こした乗用車の負傷者治療のため、初めて高速道路に着陸した。
事故が起こったのは九州自動車道の鳥栖インターから3.5km付近の上り車線。普通乗用車が隣の車線から急に入ってきたトラックを避けようとしてハンドルを切ったところ、左路肩に前の交通事故を処理するために停車していたトラックの右後方に衝突し横転した。このため、助手席にシートベルト着用で乗っていた46歳の女性が右前腕粉砕骨折、前頭部挫創、右大腿打撲などの大けがをして、ドクターヘリの出動となった。
ヘリコプターは出動要請から5分後に離陸、5分ほどで現場上空に到達したが、対向車線をストップさせ安全が確保されるまで4〜5分間、上空待機をした。そして出発から10分後に九州自動車道本線上に着陸、その場でけが人の治療をした後、23分後に患者をのせて離陸、5分後に久留米大学に帰着した。
このときの事故発生から病院搬送までの時間経過は、以下のとおりであった。
▽ 11:25事故発生
▽ 11:27消防本部への通報で事故発生を覚知
▽ 11:36救急車・指揮車とも現場到着
▽ 11:39ドクターヘリ要請
▽ 11:44ドクターヘリ離陸
▽ 11:54現場高速道路本線上に着陸
▽ 12:17現場離陸
▽ 12:22久留米大学ヘリポートに着陸
(日刊航空通信、2007年6月29日付より要約)

(JSAS,2007.7.26)
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