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<公明新聞・河北新報>

ドクターヘリ大阪と福島で運航開始

 大阪府は1月16日からドクターヘリの運航を開始した。全国で13機目の導入となり、住宅や建物が密集する大都市圏での取り組みが注目される。

 基地病院は吹田市の大阪大学医学部附属病院。その屋上ヘリポートから飛び立つと、府内各地への到着時間はおおむね5〜15分で、最南端の岬町までが約20分。

 医療スタッフは、同病院の高度救命救急センターに所属する医師7人、看護師9人が交代で搭乗。機内には、患者監視用モニター、人工呼吸器、除細動器、超音波診断装置、輸液ポンプなどの医療機器が備えられている。

 運航時間は土・日・休日を含む毎日午前8時半から日没まで。搬送先は同病院を初め各地の救命救急センターなど医療機関18ヵ所を想定している。

 大都市圏でのドクターヘリ運用の難しさは離着陸場の確保にある。そのため大阪府は救急車と出合うランデブーポイント約200ヵ所を決め、消防機関と協力してシミュレーション訓練を重ねるなど、安全確保に努めている。(公明新聞、2008年1月23日付けより要約)

 つづいて福島県でも1月28日から運航が始まる。東北初のドクターヘリで、福島市の県立医大病院に配備され、県内のほぼ全域に出動要請から30分以内に到着できる。これと併せ、医大病院に24時間体制の救命救急センターが新設され、ドクターヘリと連携して、へき地などの重症患者の救急救命に当たる。

 このドクターヘリは人工呼吸器や超音波診断装置などの医療機器とベッドを装備。消防機関から出動要請を受けると、救急専門医と看護師を乗せて5分以内に離陸、時速約180キロで飛行し、最も遠い桧枝岐村でも40分、それ以外の地域には30分以内に到着できる。

 現場に到着した医療スタッフは、その場で治療し、必要に応じて県内8つの指定病院に搬送する。南会津や相双など、高度医療施設や高速道から遠い地域での利用のほか、地域の指定病院がふさがっているケースでの活用も想定されている。

 また基地となる医大病院には、集中治療室(ICU)や冠疾患集中治療室(CCU)など20床を備えた救命救急センターを建設した。さらに約1億5,000万円をかけてヘリポートや格納庫を整備。各地の着陸場所としては、小中高校の校庭や公園など約350ヵ所を指定した。高速道路上への着陸なども検討している。

 ヘリコプターの運航時間は原則として午前8時半から午後5時まで。

 この運航開始により、わが国のドクターヘリは全国14ヵ所で飛ぶこととなる。(河北新報、2008年1月17日より要約)

(JSAS,2008.1.25)

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