福岡和白病院の冨岡譲二救急センター長は目下準備中のヘリコプター救急計画について次のように語った。
使用機はヒラタ学園航空事業本部のユーロコプターEC135双発タービン・ヘリコプター。6月27日から和白病院屋上ヘリポートを仮基地にして試験運用を開始、7月いっぱいは壱岐・対馬などで離着陸や患者受け渡しの訓練を行い、8月から9月末にかけて和白病院屋上ヘリポートから正式運用の予定。この間、台風の場合は北九州空港を仮基地とし、宗像基地に建設中の格納庫が完成したのちは10月上旬から、ここを拠点に本格運用を開始する。
こうした計画に対し、消防や関係機関からどの程度協力してもらえるかは未知数。たとえば、このヘリコプターには消防無線が搭載できないので、地上の救急隊とどのように連絡をとるかなど充分訓練しておく必要がある。当面の試験運用は、そうした意味がある。
なお冨岡医師は6月7日、東京ビッグサイトで開催された日本臨床救急医学会総会のパネル討論「救急医療におけるヘリコプターの活用」で、「民間病院でヘリコプターを飛ばし、地域医療のツールをめざす」として「民間ヘリならではの柔軟性を活かし、離島・僻地など医療資源が不足している地域への医療支援に力を入れたい」と語っている。(日刊航空通信、2008年6月25日付より要約)
【関連頁】
公的補助なしで柔軟運用(2008.2.16)
(JSAS,2008.6.28)
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