コンナ奴もいた
(その1)
長い事この仕事(展示会関係)をしてると、色んな人間を見る事が出来、
色んな事があり、色んな事も思いもしました。
中でも、今だから笑える(?)話を書いてみようと思います。
その第1番目の話です。
この仕事に始めて就いた時、先輩から言われた事に「会場には絶対傷を付けるな!」だった。 理由は、「会場(建物)に出入りが出来なくなる」と言う、極めて当たり前の事なんだけど 一番大切な理由でもあるわけです。 中でも怖いのが、「スプリンクラー」。 これはチョットした衝撃(別に火事でなくても!)ですぐ水が出るようになっていて、 間違って水を出そうものならすごい金額の請求が来るので、 天井の低い会場では常に気を付ける代物なんです。 このスプリンクラーにまつわる一人のアルバイト君(仮でA君としときます)の話です。 (色々と差し障りが有るのでアルバイト君の実名と、ビル名は伏せます) その会場は天神地区にあり、建築年数もかなり経ってるビルで、搬入からの経路も長く おまけに古いビルに良くある天井が低いわ! スプリンクラーは剥き出しだわ! エレベーターは小さくて、2100mmの高さの有るパネルは積み替えなければならないわ! という業者泣かせな会場なんですが、 その事件(笑)があった時、珍しく呉服の会場設営で、2100mm(H)の表装パネルがあり、当然エレベーターには積み替えなくてはならず、古株と新人のバイト君と搬入をしてたんです。 中でもそのA君「何でこの会社でバイトしよるんやろう?」と思う人物だったんですが、パネルをエレベーターに積み替える時の安全な方法を説明しても聞いてなく(理解してたのかな?)、ましてやスプリンクラーの事など全然見ずにパネルを積み替えてたんで、当然の如くスプリンクラーに当りそうになったんですわ、それも2度も! 1度目の時は、注意しただけだったんですが、すぐに続けて同じ事したんで一寸キツイ口調で叱り、積み替えから外し、まだ搬入口にある機材を運ぶ方に回したんです。 何とかパネルの積み替えも終わり、後は古株のバイト君に任せて会場の方に上がっていき設営の方をやってたら、搬入を終えたバイト君達が会場に入ってくるなり 「A君帰りましたよ!」 と言ってきたのには、こっちの方がビックリ! キツイ口調で叱ったのが、気にいらなっかったらしいのですが、現場の責任者には「何て言ったのか?」と聞かれるは、叱った経緯ははなさないかんは、結局叱った事に関しては問題は無いと言う事で、作業を続けたんですけどネ。 一時間ほどして、「A君が、会場から歩いて帰ってきてもうバイトは辞めます!」 と言ってるけどなんか有ったんですか?と会社から電話が入りました。 経緯を説明しこっちもその事(怒られたくらいで仕事を放棄する)に関しては頭に来てたので、「そんな根性の奴はイラン!」と言うと、「それじゃあ辞めてもらいましょう」で、A君は辞めていきました。 後で聞いた話では、A君はエエトコのボンボンで大学卒業して就職までの間だけのバイトだと言う事でした。 しかしね、思うにA君 怒られたことに腹を立て、バイトだから辞める事が出来たけど、これが自分の選んだ仕事だったら辞めるのかな? 仕事上で叱るのは、人間性を嫌ってじゃなく会社にとっての利益の為に、覚えておいてもらいたい事だから、からだと言う事なんだけど、まあ、君には判らんやろうけどネ! 会場から会社まで一時間以上掛けて歩いて帰る根性があるのなら、バイトやり通せたんじゃないのかな? 余り、笑えるものではなかったかもしれませんが、そんな人間もいた!と言う話でした。 |