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公国国防工廠

MOBILE SUIT GUNDAM GUNDAM SEED ASTRAY


1/100 MG MBF-P03R アストレイ ブルーフレームセカンドリバイ
MBF-P03R ASTRAY Blue Frame Second Revise

BANDAI

ブルーセカンドリバイ前面 ブルーセカンドリバイ後面
ここ最近のカワグチ的なMS製作に於いては
メカ部分にクレオスの箱入りメタリック塗料を用いて仕上げるというのが定番になっている

成り行きでMGブルーフレーム2ndリバイを製作することになり
まず最初に考えたのがデザイン上の特徴でもあるフレームの塗装をどうしようか・・・という点だった
取説の塗装指定ではブルーフレーム部は"コバルトブルー85%+インディブルー10%+ホワイト5%"となっているが
気分としてはこのところのメカ色表現の延長線上で考えたいところ

で、比較的安易に思い立ったのが今回の作例のような感じだったりする

バストアップやや俯瞰 バストアップ バストアップ後方
個人的なイメージではSEED系ガンダムタイプの仕上げに関してはF1マシンのような雰囲気という印象があって
外板表面は滑らかでグロスな感じ、フレームは様々な材質の質感が感じられる・・・という気分なのだが
アストレイの場合、露出するフレームの部分がかなり多い

デザインを見ていくとフレームではあるが外板に近い意匠の部分もあるので
本来のフレームと思われる部分と準外板的な部分をメタリックブルーの濃淡で塗り分けてみてはどうだろう???
更に普段チラ見え部に注している金・銀等のアクセントカラーを加えるといいかもしれない・・・
などということを考えながら今回の配色を決めた

同様な感じでレッドフレームも仕上げてみたい気分になるからプラモって奴はやっぱり楽しい

立ち姿ややあおり 上方から タクティカルアーム無し
工作的には特に大改造は行なっていないが
肩越しに見えるタクティカルアームの小羽根はプラの厚みが目立つので
前縁、後縁を翼断面状にヤスリで削り込み印象を変えている

また、オレンジの肩アーマーの凹部にホイルシールを貼る部位に関しては
そのまま塗装ないしシール貼りを行なうだけではメリハリに欠けるので
該当シールよりも若干小さい変形四角を0.3mmプラ板で切り出し肩アーマー凹部に貼り
基本塗装終了後にホイルシールを貼りしっかりと圧着している

ブルーフレーム・フロント ブルーフレーム・リア
フレームの塗装表現ということで用いたのは
基本色はクレオスのスーパーステンレス[SM04]にクリアーブルー[C50]を混色したもので
調合の比率は好みで決めて良いのではないかと

この基本色をイキにしたのが上画像中で明るく見えるメタリックブルーの箇所
濃いメタリックブルーの箇所は基本色を塗装した後にクリアーブルーのみを重ね吹きしたもので
青単色で仕上げるよりも多少は"ブルーフレーム"っぽい雰囲気にはなったのではないか・・・と思っている

その他メカ色の部分はスーパーアイアン[SM03]、スーパーチタン[SM05]を部位によって使い分けながら吹き付けている
首のつや消しの部分はスーパーアイアンにつや消しブラック[C33]を混色したもの
また、設定色ではオレンジになる部位については
個人的な好みで赤味の強いガイアカラーのスターブライトゴールド[122]を使用した

外板の白はすぐ手元にあったダークシーグレー[C25]を下地色として吹きつけホワイト[C1]を重ね吹きしている

基本塗装終了後にしっかり乾かしてからスミ入れを行なう
今回使用したのはタミヤ・エナメル系のクリヤーブルー[X23]

その後デカールを貼り込み(詳細は後述)水分を完全に飛ばした後に
エアブラシでクレオスのクリアー[C46]を外板パーツ表面に吹き付けコートしている

脚部フレームの感じ 膝のマーキング 肩マーキング タクティカルアーム
キットにはインレタタイプ、透明シール、ホイルシールという3種のシールが同梱されている
インレタタイプは余白の心配が無いということで重宝するシールではあるのだが
位置決めや転写欠けといった点で慎重を要するのでカワグチ的には一度透明デカールシートに全部転写し
通常の水転写デカールの状態にして貼り付けている
余白の問題はついて回るものの、曲面、段差のある箇所などには取り扱いが容易になる

透明シールについても一度スキャンして透明デカールシートに出力し用いている
ヒザや肩アーマー部のような場所でパーツに完全に密着させるのは透明シールでは物理的に不可能だが
デカール化することでソフターを使い密着させることが出来るというのはありがたい

水転写デカールが発売になれば作業的には楽になるんだけどね

image


【 ABS樹脂への塗装に関して 】
ABSパーツの塗装に関して聞かれることも多いので
MGのフレームで多用されているABSパーツへの塗装に関してここで少々触れておきたい

バンダイのプラモデルの取説ではABSパーツへの塗装に関しては推奨していないのだが
これは塗装できない樹脂を使用している、という事では必ずしもない

ABSは溶剤に対し劣化しやすいという性質があり、不用意に塗装するとパーツが破損する可能性があるため
プラモ歴の深浅に関わらず様々なお客様が手にするキャラクタープラモデルに関しては
取説に表記することで製作時のトラブルを未然に防ぐために明記することになった次第

特に乾きが遅く樹脂に浸透しやすいエナメル系塗料に関しては注意が必要で
ポリキャップを挟み込んだり、ピンを圧入して組み上げるスナップキットの場合
ABSに限らずプラモデルの主材料であるスチロールでも割れ、破損が生じることも少なくない



では、このようなメカニズムで生じるパーツの破損を未然に防ぐためにはどうするか

■ 樹脂への負荷を軽減する
 接着剤でパーツを貼り合わせることを前提とするなら
 合わせのガイドとして使える程度にピンを部分的にカットする
 組み立てた後も樹脂にかかる負荷は大幅に軽減されているので
 パーツが割れる確立はかなり軽減される
■ 可動軸に塗料をつけない
 本来ABSは剛性の強い樹脂なので強度が求められる関節等に使用される
 可動軸や受け穴に塗料が付着すると摩擦が大きくなり動かしにくくなる
 そのような状態で無理に可動させればテコの原理で局所的に負荷がかかり
 可動軸そのものが折れてしまうこともある
 塗装する時にマスキングテープを巻いたり、
 付着した場合は紙やすりで塗料を落としておくと良い
■ 塗料はなるべく乾きが早いものを
 乾きの早い塗料と遅い塗料では溶剤分の樹脂への浸透度が変わってくる
 筆塗りの場合は樹脂表面にのる塗料の量が多くなるので、
 なるべく薄く乾いては塗りを数度繰り返したほうが良い
 缶スプレーの場合も同様で、一発で仕上げようとすると吹き付ける量が多くなり乾きが遅くなる
 吹き付けるはしから乾いていくエアブラシで薄い塗膜にするというのが理想的ではある

カワグチ的には上記3点を意識して作るようにしているが、もちろん他にも様々な方法があると思う
「何故?」という疑問を持ち、理由を突き詰めていけば"基本的には"不可能はない
もちろん失敗することもあるが、そんな失敗もノウハウとなる
失敗してもある程度はリカバーできるのがプラモデルだからね


<5/JAN./2010 >

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