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パーソナル・クーラーのページ

 
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掲示板

 
概要
 
今年の夏は暑いねぇ。。。。
ってコトで、ペルチェ素子にファンと電源を付けて、涼しい風を送って一人だけ涼もうという、パーソナルクーラーを作ってみようと思い立ちました。
 
注:この実験は、ペルチェ冷却と言っても、CPUの冷却じゃぁなくって、人間の冷却が目的です(笑)
 
 
結論
 
ちょっと涼しい風は出るけど、高温側の排気温度はそれ以上に温まってる。
ペルチェが電気を食った分だけ、高温側の温度が上がるんだけど、こりゃ道理。
やっぱ熱力学のナンチャラ法則とかエントロピー増大の法則とかには逆らえましぇん。

それでも、室温より約4℃低い風が得られるんだから、使い方によっては使いモノになるかも。
高温側の放熱器を強化すれば、高温側の温度が下がる分、より涼しい風が得られるハズなんですが・・
いつかそのうち、やってみます(^^;
 
 
実験データ
 
実験機
その1
まずCPU冷却用ファン等の、ありあわせ部品を使ってみました。
低温側放熱器は、室温から約3℃下がります。
しかし、涼しい風は出てこない(涙)
実験機
その2
送風用シロッコファンを使ってみました。
室温から1.6℃低い風と、室温から5.1℃高い風とが出てきます。
これを「実用的」と言うか否かは、難しいですねぃ(^^;
実験機
その3
+12V12.5Aの電源ユニットを入手し、ペルチェに大電流を流せるようにしました。
結果、室温から約4℃低い風と、室温から約10℃高い風とが出てきます。
4℃低ければ結構涼しいかと思うのですが、、、どうでしょうか(^^;
 
 
 
実験機その1
 
とりあえず、ペルチェ素子と電源とCPU用のファンをつないで、ホントに冷えるかどうかを試してみました。
 
 
外観
全体写真

電源ユニットの上に冷却ユニット。
それと、3ヶの温度測定ユニット
拡大写真
 
ペルチェ素子と2ヶのファン付き放熱器を
ハリガネでくくり付けた冷却ユニット。
 
使用部品
ペルチェ素子 40mm角、定格12V6A
電源ユニット 出力 +5V8A、+12V3A、-12V3A
ファン+放熱器 CPU冷却用の、テキトーなもの(笑)
断熱構造 なし。とりあえず実験機だからね。
 
接続図
 
+12V出力

 
 
 
 
 ファンA 
 
 
 
 
 
-12V出力

 
 
 ファン@ 
 
 
 
+5V出力

 ペルチェ素子 
GND


AC100V入力
コンセント
 
ペルチェ素子は5Vで動かしています。
理由は、3Aしか出力できない12V電源じゃ過負荷になっちゃうから。
実際に12V出力にペルチェを繋ぐと、電圧が7V程度まで落ちて、電源ユニットが発熱しちゃんうんだもんなぁ。
なお、ペルチェを5Vで動かすと、ペルチェに流れる電流は1.8A程度でした。
 
動作
動作開始後
 
実験時の室温は約26.3℃。
高温側放熱器が31.0℃になって、
低温側放熱器が23.3℃になるのですが、
ファンの出口の空気温度は、25.4℃。
これじゃぁ扇風機と大差ないよね。
過負荷動作時
 
ペルチェを+12V電源につないで、
電源過負荷で動かしてみました。
高温側放熱器は47.4℃まで上昇し、
低温側放熱器は21.4℃まで下がってるけど、
空気吹出し口温度は25.7度。。。(涙)
 
 
実験機その2
 
ファンを、シロッコファンに替えてみました。
さすが送風機にも使われるファンだけあって、送られてくる風の強さは、CPUクーラー用とはケタ違い!
ペルチェ無くても、けっこう涼しかったりする・・・困った(爆)
 
 
外観
カタツムリのようなシロッコファンを2ヶ、直角に組み合わせています。
下段が低温側で、上のファンから下へ吹き出します。
上段が高温側で、右のファンから左へ吹き出します。
 
使用部品
ペルチェ素子 40mm角、定格12V6A。実験機その1と同じもの。
電源ユニット 出力 +5V8A、+12V3A、-12V3A。実験機その1と同じもの。
ファン 日本サーボ製強風シロッコファン、12V、0.32A、4W。
2001年8月時点、吉野電装の「パソコン関連のページ」にて、2台で\2990。
放熱器 実験機その1、と同じもの。
断熱構造 なし(^^; だって、めんどいんだもん(^^;
  
接続図
ファンが変更になったダケで、接続は実験機その1と全く同じです。  
 
動作
放熱器温度
 
放熱器温度は、高温側が29.4℃、低温側は23.9℃。
ファンの出口の空気温度は、24.1℃。
実験機その1より、効率が良くなってます。。
吹出す風の温度
 
ファンの入口温度(=室温)と、
放熱器出口に出てくる風の温度を測定しています。
高温側で室温から5.1℃上がっていますが、
低音側では室温より1.6℃低い風が出てきます。
(注:左の写真撮影時より、室温が上がってます)
  
 
実験機その3
 
これまでは電源が弱くて、12V定格のペルチェを5Vで動作させてたんですが、
冷却能力向上のため、+12Vで最大12.5A出力可能な強力電源ユニットで、ペルチェを全開動作させました。
とりあえず冷却能力を調べたかったので、ロクに固定もせず動作させてます。
 
   
外観
カタツムリのようなシロッコファンを2ヶ、直角に組み合わせています。
下段が低温側で、下のファンから左上へ吹き出します。
上段が高温側で、右のファンから左下へ吹き出します。
 
使用部品
ペルチェ素子 40mm角、定格12V6A。実験機その1その2と同じもの。
電源ユニット 12V12.5Aネミックラムダスイッチング電源ユニットHK-12-12
ファン 日本サーボ製強風シロッコファン。実験機その2と同じもの。
放熱器 実験機その1、その2と同じもの。
断熱構造 なし(爆) ←いーかげん断熱しろってば(笑)
   
接続図
 
+12V出力

 
 
 
 
 ファンA 
 
 
 
 


 
 
 ファン@ 
 
 
 


 ペルチェ素子 
GND


AC100V入力
コンセント
 
 
今回は電源出力が+12Vダケなので、全て並列に繋がっています。
 
 
ペルチェ駆動電流
購入した電源ユニットは、出力電圧を可変可能なので、ペルチェの電圧と電流との関係を計ってみました。電流計の値が振れるので正確な測定値ではありませんが、電圧に比例して電流も増えるようです。
 
電圧 +9.62V +10.0V +11.0V +12.0V +13.0V +14.0V
電流 3.5A 3.7A 4.2A 4.6A 5.1A 5.4A
 
  
動作
電源ON直前の放熱器温度。
高温側も低音側もが26.2℃。
吹出し口付近の温度は26.6℃。
電源ONして温度が安定した状態では、
低温側の放熱器が22.1℃、
高温側の放熱器が39.8℃、
低温側の吹出し空気温度が23.5℃でした。
ちなみに電源出力は+12.0Vです。
高温側の送風機を外してみました。
すると、放熱器温度がみるみる74.2℃に上昇し、さらに上昇しそうでした。
シロッコファンが放熱器を良く冷却しているようです。
電源の出力電圧を+10Vに下げてみました。
すると、低温側の放熱器が21.2℃、
高温側の放熱器が36.1℃、
低温側の吹出し空気温度が22.5℃でした。
やみくもに電流を増やすと逆効果のようです。
  

 
将来構想
 
どうやら、ペルチェにたくさん電流を流せば良いってなモンでもなさそう。。。
たぶん、最適なペルチェ駆動電流ってのは、ペルチェ自信の電力消費量や高温側の放熱効率が
影響してそう。。。 これって、意外と奥が深いかも。。。。
 
ま、いずれにせよ人間を冷却するって実験は、とりあえずココで1段落させます。
今後は、自動温度制御を追加して、
パンの発酵温度を一定に保つとか、セッケンを作る際の反応温度を一定に保つとか、
どうやらソッチの方向へ進みそうです。。。いつになるかは不明ですが(^^;
 
自動温度調整は、可逆転モータードライバっていうICを使えば、簡単に出来そう。
とりあえず、日本橋のデジット東芝製TA8429って石を仕入れてきました。
でもこの石、バイポーラなんだよねぇ。BA6222のようなFETタイプが有ればよかったんだけど。
 
 
 
参考情報
 
以下は、この実験に使った部品や、関連リンクなどです。
 
温度計ユニット
電源ユニット
     
関連リンク
吉野電装 現品限りの通販ショップ、吉野電装さんのページです。
この実験で使用した、強力電源ユニットやシロッコファンユニット、温度計なんかを入手できます。
この実験で使用したペルチェ素子を購入したTzoneのページです。
梅田店で購入したんですが、通販で売ってるかなぁ?探してみてください。
こーゆー苦労をせずに涼みたい人は、素直に電気屋さんでエアコンを買いましょう(^^;
←家電・AVの巨大オンラインストア・「でじこん」です。
僕のバイクのメンテナンスをしてくれているバイク屋さん、尼崎市の塚口ファミリーオートです。
掲 示 板 この実験に関する掲示板を試行的に立ち上げてみました。
電子工作を趣味とする人の情報交換の場になれば良いと願いつつ、荒らされたり管理しきれなくなったら、すぐ閉鎖します(^^;
ホームページ上に広告を載せて、実験材料購入費を貯めよう・・(^^;
 

 
このページの作成は、Tamuroです。
このページは、メディアネット・ジャパンのサーバーに置かれています。
 

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