
ホスピスへの入院は以下の手順に従って進められます
- ホスピス外来は完全予約制です。
- 電話または直接来棟して予約をしていただいた後、外来相談日にお越し下さい。
- 外来相談日は月曜と木曜日の午後です。(平成17年1月現在)
- 予約にあたっては後述の入院基準、解説、入院Q&Aなどを参照し、基準に該当するかどうかご確認の上ご連絡下さい。
- 外来とは別に広くガン治療に関することやホスピス一般についての相談も行なっております。
まずはお気軽にお電話下さい。
- 電話受け付け時間
- 月〜金曜日:午前9時〜午後5時 土曜日:午前9時〜正午
- 受け付け:石井(医療ソーシャルワーカー)、渡辺(病棟士長)
*日曜・祝日・第4土曜日はお休みとなります。
- 受診に必要なもの
- 主治医からの紹介状や検査データ、レントゲンフィルムなど
- 健康保険証
- 患者さんご本人が受診されることが望ましいですが、諸事情により受診が出来ない場合はご家族など、ご本人の意志を代弁できる方でも差し支えございません。
- 初診の方は十分時間をかけて(60分)、お話をおうかがいしたり診察をさせていただきます。入院だけではなく、通院や在宅のご相談にも応じます。
- 私たちは初診時より全人的なケアが必要と考えており、外来相談には医師、看護士以外に
医療ケースワーカーやパストラルケアワーカーも同席させていただいております。
- 外来相談の後、病棟スタッフによる入院判定会議が行なわれ、入院の可否や入院の日にちが決定されます。
- 判定会議は週1回(金曜日)に行なわれますが、対応に緊急を要する場合はその限りではありません。
- 判定会議の結果は原則として紹介元の医療機関に通知されることになっています。
- 外来受診から入院までの平均日数は約2週間ですが、空室や入院予約の状況により多少の変動があります。
- 入院時に必要なものや入院生活に関するお知らせは、外来相談の際に「ホスピス入院のしおり」を差し上げておりますので、そちらをご覧下さい。
重要!スペルマン病院ホスピス入院基準
- 医師が治癒が望めないと判断した悪性腫瘍の患者を対象とする。
(原則として余命6ケ月以内と診断された患者を入院の対象とするが、入院して症状コントロールが必要がある場合や入院判定会議が入院の必要を認めた場合は例外とする。)
- 患者と家族またはそのいずれかが入院を希望していることを原則とする。
- 病名告知は必要条件ではないが、@治癒が望めない病気(病状)であること、A入院後は治癒を目的とした治療は行なわれないこと、以上の2点を理解していることが必要である。
ただし、高度の痴呆状態、脳腫瘍や病状の悪化で意識レベルが低下し認知能力が乏しいと判断された場合その限りではない。
また、入院後も患者の求めに応じて適切な病名・病状の説明が行なわれることを家族が了承している必要がある。
- 入院後3ケ月以上経過し、病状が落ち着いておりその後も月単位で同様に病状が経過するであろうと予測された場合は、在宅や他施設への移行が検討されることを、患者と家族またはそのいずれかが了承している。
入院基準の解説
- 入院の対象について
- 現在日本では、緩和ケア承認病棟(施設ホスピス)で入院治療を受けられるのはガン患者とエイズ患者だけです。当ホスピスでは現在はガン患者さんだけを入院や通院の対象にさせていただいております。
- 病状告知の必要性について
- 当ホスピスでは以前、"入院後、患者の求めに応じて適切な病名・病状の説明がなされることを家族が了承"していれば、病名・病状共に未告知でも
入院していただくこともありました。その経験から、何も知らない方に対しても、ある程度満足していただけるようなケアが提供できることを学んだ反面、あまりにも不適切な説明を受けて
ホスピスに入院されたばかりに「病院を変わったのになぜ悪くなるばかりなのだろうか」「検査も注射もしてくれないのはどうしてなのだろうか」「こんなことなら家に帰りたい!」
など、かえって苦しまれる方々もいらっしゃることに気が付きました。そこで、"治癒が望めない状態であることを理解している"ことをあらたに入院の条件に加えたのです。
- 入院後の説明について
- 限られた大切な時間を、その方らしく過ごすためのお手伝いをさせていただくのがホスピスケアの大きな目的です。そのためにはご自身のことをある程度知っていただく必要があると、私たちは考えています。
何も知らないでいることがよい結果につながることも、人によってはありますが、そんな場合あえてホスピスを生活の場に選ぶ意味はあまりないのではないでしょうか。
ホスピスでは入院後に「ガン」であることを告知したり、より詳しい病状の説明をすることもありますが、全ては患者さんの希望に応じての対応となります。中には最後まで何も聞いてこない方や、必要以上に説明を受けるこ望まない方もいらっしゃいますが、
そのような場合はその方その方の意志が尊重されます。
- Q1:受診には紹介状が必要ですか?
- A1:患者さんやご家族のお話からある程度の病状は分りますが、より客観的な情報を得るために紹介状やレントゲンフィルムなどの検査データが必要となります。どうしても都合がつかない時には事前にご相談下さい。
- Q2:在宅でもケアは受けられますか?
- A2:現在当ホスピスでは在宅ケアは行なっておりませんが、ご希望の場合はご自宅の近くの訪問看護ステーションや、往診が可能な医療機関を紹介させていただいております。
- Q3:どのような状況になったら入院が必要ですか?
- A3:余命が短い患者さんが入院されることは確かに多いですが、みなさんが全てそうではありません。ホスピスは何も医療行為を行なわないという誤解もあるようですが、治癒を目標とした治療を行なわないだけで、痛み、食欲不振、吐き気、不眠、息苦しさ
などのつらい症状に対しては積極的に対処します。ですから何らかの身体症状がある場合が入院の適応のひとつと考えられます。入院して症状が緩和されれば、退院することも出来ます。
また、家族が介護に疲れたときに家族に休養をとっていただくための短期入院や、ホスピスでの生活を実際に体験していただくための短期入院などもあります。
- Q4:一度入院したら退院できないのでしょうか?
- A4:Q3で説明したように、入院の目的によっては退院が可能な場合があります。また入院基準で示したように、入院が長期になり病状が安定している場合退院をお勧めすることがあります。
- Q5:外来を受診する決心がつきません。とりあえず見学だけでも出来ますか?・・・
- A5:事前にご連絡をいただければ、見学をかねて相談を受けていただくことも可能です。また、電話での相談にも応じます。
医療ソーシャルワーカー(石井)、病棟士長(渡辺)までご連絡下さい。