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ホスピスQ&A







Q&A目次

入院生活に関するQ&A
緩和医療に関するQ&A
家族ケアに関するQ&A
ホスピススタッフに関するQ&A
その他

入院の手順に関するQ&Aパストラルケアに関するQ&Aはそれぞれのページをご覧ください。


生活

Q1:一日の生活はどのようなものですか?
A1:一般の病院との大きな違いは、起床・消灯・検温の時間などの規制が緩やかなことです。基本的にはご自宅での生活習慣をホスピスでも できるだけ保っていただけるようになっています。朝、眠いときにはゆっくり眠っていただいて構いませんし、夜更かしがお好きな方はテレビを見たり、 読書をしたり、家族と語らったりして過ごされることもあります。医師の回診も、お食事や面会中などは特別な理由がなければ差し控えられます。食事や入浴の時間もホスピスによっては 患者さんの好きな時にできるところもあるようですが、当院では多少の規制があります。

Q2:面会はどうなっていますか?
A2:面会時間に制限はありません。ご家族の仕事が終わってから(夜おそく)や仕事にでかける前(早朝)の面会も自由にしていただけます。 小さなお子さんの面会も可能です。

Q3:服装は自由にしてもよいのですか?
A3:病衣もご用意してありますが、お好きな服を着て生活していただいて構いません。ホスピスは生活の場ですから、一日中パジャマや寝巻きを きる必要はないのです。女性であればお化粧も自由ですし、美容ボランティアにカットやパーマをしてもらうこともできます。

Q4:タバコやお酒の規制はありますか?
A4:タバコは臭いや防災の問題があるため、お体の自由がきく方は喫煙室で吸っていただいております。病状によってはお部屋での喫煙を許可することもあります。
また、アルコールはお部屋の中であれば自由に召し上がっていただいております。時折スタッフもご一緒することもあります。

Q5:お風呂にはいつでも入れますか?
A5:時間の規制はありますがご希望があれば毎日でも入浴は可能です。当ホスピスには特殊浴そうがあり寝たままでもお風呂に入れますから、 お体が不自由でも入浴していただくことはできます。日本人ほどお風呂が好きな国民はいないと言われますが、一般の病院では、 好きな時に入浴することができないのはもちろん、病状が進んで寝たままになってしまうと何ヶ月も入浴できないという状況がほとんどだと思います。 ホスピスではかなり病状が悪くても、ゲストやご家族がご希望されればいつでもお手伝いいたします。

Q6:外出や外泊はできますか?
A6:ご希望があればいつでも可能です。病状によってはスタッフが付き添ったり、介護者付きの移送業者に行き帰りの移動を依頼することも可能です。

Q7:ペットの面会や飼育はできますか?
A7:他のゲストやご家族にご迷惑がかからなければ構いません。実際には、事前にご相談させていただいて対応しています。ペットといえども家族同様に扱われているような場合は、非常に会いたくなるものですし、 ペットと一緒の時間を過ごすことで心身の苦痛が和らぐこともあり、その役割は大きいと思います。



医療

Q1:ホスピスでは何も治療をしないのですか?
A1:ホスピスではガンを治すための治療や、意味のない延命治療は基本的に行ないません。しかし、痛み、食欲不振、吐き気、不眠、息苦しさ、体のだるさなどの 不快な症状(身体的苦痛)に対しては積極的に対処します。

Q2:痛みは取り除けますか?
A2:緩和医療のなかで最も重要なことの一つに痛みの緩和があります。末期のガン患者さんの7割以上になんらかの身体的痛みが存在するというデータがあります。 いくらその方らしい人生を送ってほしいと思っても、痛みに苦しむだけの毎日の中ではそれは到底無理です。ホスピスはともすると心のケアだけが注目されがちですが、 何よりも身体的な苦痛の緩和が優先目標なのです。痛みが取れれば、食欲も回復し夜もよく眠れるようになります。自分のことを積極的に考えるゆとりも得られるでしょう。
当ホスピスでもガンの痛みを和らげるためにWHO方式による鎮痛の緩和療法が積極的に行なわれています。しかし、痛みによっては神経ブロックや放射線療法などの特殊な技術や 設備を必要とする場合があり、そのような場合は他の医療機関と連係し症状のコントロールに努めます。

Q3:モルヒネを使うと命が縮むというのは本当ですか?
A3:日本ではモルヒネに対し、一般の方だけではなく、医療者の間でも誤解や偏見が未だに多くみられます。しかし、この薬は 適切に用いることで痛みを抑えるだけではなく、息苦しさを緩和する効果もある大変有用なものです。モルヒネの副作用については次項で説明いたしますが、 まずモルヒネが命を縮めてしまうというのは全くの嘘です。それどころか、モルヒネで痛みが取れて、食欲が増し、夜も熟睡できるようになりそれまでのストレスから解放されて 命が延びることさえあるのです。
モルヒネを使うのは末期になってからというのも誤解です。現在ではモルヒネはガン以外にも、慢性疾患で激しい疼痛を伴うような場合にも用いられていますし、 ホスピスに通う患者さんの中にもモルヒネを内服しながら自宅で仕事もなさり、何年も経過されている方もいらっしゃいます。

Q4:モルヒネの副作用について教えてください
A4:便秘、眠気、吐き気がモルヒネの主な副作用です。便秘はほぼ全ての方にみられる副作用で(激しい下痢に対する使用が認められているくらいですから、 副作用というよりも作用と考えてもよいかも知れません)、使用している限り症状が続きます。ですから、モルヒネと下剤はセットと考えていただいた方が よいかも知れません。眠気や吐き気は3割くらいの方にみられる副作用です。数日から2週間で自然に治まることもありますが、吐き気に対しては予防的に 制吐剤(吐き気止め)を用いる方がよいようです。眠気もあまりひどい時には眠気止めが必要になります。
また、高齢者や全身状態のよくない患者さんの場合に幻覚症状がでたりせん妄状態になることもまれにあり、対策が必要となります。

Q5:民間療法や代替療法を受けることはできますか?
A5:ご本人やご家族の希望があれば基本的には自由に受けていただいております。しかし、当方で特定の療法をお勧めしたりすることは ありませんし、治療の責任を負うことはできません。また、明らかに患者さんの負担になっていたり、害があると判断した場合は許可できないこともあります。





家族

Q1:いつでも家族が側にいてもいいのですか?
A1:ゲストの大切な時間を有意義に過ごしていただくためのにも、できるだけご家族には側にいていただきたいと思います。生活の介助(食事、入浴、排泄など)を ご家族に全面的に依頼するようなことはありませんが、ご家族にもできることや、ご家族でなければできないことも中にはありますから、どのような形がゲストやご家族に とって望ましいかを一緒に考えていくように心がけています。ホスピスではご家族もケアの対象となりますが、同時にご家族を支えるチームの一員であると私たちは 考えています。
ご家族にできるだけ快適に過ごしていただけるように、ホスピスではさまざまな設備が用意されています。ご家族が宿泊できる家族控え室も 二部屋用意しております。もちろんゲストルームでの宿泊も可能です。また、デイ・ルーム、ファミリーキッチン、家族用風呂などもご利用いただけます。

Q2:家族に対してどんなケアが行なわれていますか?
A2:ご家族へのケアはホスピスの重要な目的のひとつです。ご家族がゲストと大切な日々を穏やかに過ごしていただけるようにさまざまな配慮が なされます。そのためにはできる限りの(ゲストの)症状コントロール、十分な病状説明などが先ず必要です。大切な家族をいずれ失わなければならないという思い(予期悲嘆) に対するケアも重要です。経済問題、相続問題などのご相談をさせていただくこともあります。また、「自分達ができることは十二分にやった」と 思っていただけるように、ご家族ができることや、ご家族でなければできないことを状況に応じて伝えて、お手伝いするように心がけています。ホスピスでの 思い出がご家族の心にいつまでも残るように、日々ゲストやご家族と関わっていきたいと思います。

Q3:家族は臨終に立ち会えますか?
A3:一般の医療現場では、臨終のときに家族が病室の外に出され、言葉を交わすことも、手をにぎることもできなかった、ということも珍しくありません。しかし、 ホスピスではそのようなことはありません。看取りはゲストとご家族のものであり、多くのご家族に囲まれて穏やかに死を迎えられるように 配慮するのがホスピスの役割であると私たちは考えています。
そのためには臨終が近いことを医師が的確に判断し、ご家族に伝えることが重要になります。また、当ホスピスでは基本的に心電図などのモニターをゲストに 装着していただくことはありません。看取りの主役であるはずのゲストよりも、モニターの数字や波形に意識がとられてしまいがちになるからです。


スタッフ

Q1:ホスピススタッフの構成について
A1:当ホスピスの専任スタッフは以下のように構成されています。
医師 1名
看護スタッフ 15名(看護士13名、看護助手2名)
医療ソーシャルワーカー 1名
パストラルケアワーカー 2名
ボランティアコーディネーター 1名(パストラルケアワーカーと兼任)
医療事務 1名
ボランティア 約50名
その他、一般病棟兼任で薬剤師、栄養士、理学療法士などで構成されています。看護士はベッド数に応じて必要人数が定められており、現在の基準では 患者さん1.5人に対して1人以上となっています。

Q2:スタッフは全員キリスト教信者ですか?
A2:スタッフの信仰の有無は問われていません。しかし、生と死の問題に深く関わる仕事ですから自分なりの価値観や人生観、死生観が求められることは確かです。


その他

Q1:在宅でのケアは受けられますか?
A1:当ホスピスでは現在、在宅ケア(往診、訪問看護)は行なっておりません。ご希望の方には自宅近くの医療機関や訪問看護ステーションなどをご紹介しております。 将来的にはデイケアも含めた在宅ケアに着手する予定です。

Q2:入院費用はどのくらいかかりますか
A2:ホスピスに入院するのにはとんでもない高額な費用が必要というイメージがあるようです。しかし、ホスピスへの入院は各種の健康保険が適応されます ので、負担は一般病棟とほぼ同じと考えてください。一般病棟との違いはホスピスは定額制であるという点です。つまり治療の内容に関わらず一日の 医療費が一律いくらと決められているのです。その額は平成13年8月現在一日、38,000円です。患者さんの自己負担額はその保健の種類によって異なります。具体的に計算すると(30日算定)、 社会保健が 228.000円、国民健康保健が 342,000円、老人保健が 37,200円となります。これらの費用は高額医療費助成の対象に なりますので、月 63,600円を超える分は還付されます。
この他にかかる費用としては食事代が一日 780円、有料個室の場合差額料金が一日 5,000円かかります。さらに詳しくお知りになりたい方は医療相談室(石井)にご連絡ください。

Q3:宮城県や仙台市でスペルマン病院以外にホスピスケア/緩和医療を受けられる医療機関を教えてください
A3:以下の一覧をご参照ください。詳しくは直接当該医療機関にお問い合わせください。


仙台市青葉区
仙台市若林区
名取市
石巻市
志津川町
若柳町





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